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10月20日(日)に京都競馬場で行われる第80回菊花賞(GI)に登録しているワールドプレミア(牡3、栗東・友道康夫厩舎)について、追い切り後の友道康夫調教師のコメントは以下の通り。

(前走の神戸新聞杯3着を振り返って)
「着順は3着だったのですが、休み明けと秋初戦としてはまずまず良い内容だったのではないかと思っています。
一番感じたのは、春までは3~4コーナーでいつも置かれるようなところがあったのですが、今回は自分からハミを取って、ジョッキーの指示に従うような感じで3~4コーナーから上がって行けたというのが大きな収穫だったと思います。
ジョッキーのレース後のコメントは、精神的な成長はまだまだというものでしたが、その分に関して言えばすごく成長したと思っています。
春はソエだとかいろいろなことに気を遣いながら調教をやっていました。夏に帰ってきてからはそういう心配事が全くないので、馬も気にするようなところがなくて、伸び伸び走れるようになったのではないかと思っています。
位置取りの差で着順は開いたのですが、最後の動きは良かったと思っています」

(前走後の調整について)
「春までは競馬を使った後、ダメージがありました。ひと夏を越しまして体がしっかりして、今回は神戸新聞杯のダメージは全くなかったので、週明けからすぐに乗り出しました。先週はジョッキーにしっかり追えるぐらいに乗ってもらいました。今回初めてと言っていいぐらい順調に競馬を迎えられると思います。
今年の夏休みも良かったのだと思います」

(最終追い切りを振り返って)
「間隔が詰まっていますし、先週はジョッキーが乗ってしっかりやりました。今週はうちの助手を乗せまして、坂路で単走で、終いは少しだけ伸ばすような感じで54秒~55秒ぐらいでということでやりました。こちらの指示通りに上手くいったと思います」

(今回のレースに向けて)
「京都の外回りはこの馬にとっては結構相性の良いコースです。距離に関して言えば、競馬に行くと自分からぐいぐいとハミを取って行く感じの馬ではないので、折り合いは付くと思うので、3000mの距離は大丈夫だと思っています。
数字的にはそんなに変わりはないのですが、私たちが見た感じでは一回りぐらい大きくなったというか、肉付きの質が変わってきた感じです。春はポチャッとした感じだったのですが、より筋肉質の体になってきたなと思っています。
春に比べて、今週もすごく良い出来で出走できます。この馬が良くなるのはまだまだこれからで、来年以降だと思っています。
春は競馬に使う当該週まで本当に使えるのかどうかというぐらい悩んでいた馬です。今回は神戸新聞杯の後からも順調に、なおかつ、またさらに上積みがあるような状態で出せることが、私はじめスタッフ一同は本当に喜んでおります。
菊花賞に一番相性の良い武豊ジョッキーに乗ってもらえるので、あとはジョッキーに任せるだけです。
春は(クラシックに)出走すらできなかったのですが、何とか最後の一冠に間に合いました。三冠の一つでも獲らせてあげたいと思っていますので、応援よろしくお願いいたします」

(取材:米田元気)

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