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競走馬のセリ市「セレクトセール2019」が9日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われた。2日目となる9日は当歳馬216頭が上場し、194頭が落札された。落札率は89.8%となり、3年連続で過去最高を更新した(昨年は88.7%)。落札総額は97億8400万円(昨年は82億5750万円)、1頭平均価格は5043万円(昨年は4028万円)でそれぞれ当歳馬のセールの過去最高となった。

最高落札価格は上場番号358番、タイタンクイーンの2019(牡馬、父ディープインパクト)で近藤利一氏が4億7000万円で落札した。牝馬の最高価格は上場番号373番、ヤンキーローズの2019(父ディープインパクト)で、金子真人ホールディングス(株)が2億1000万円で落札した。

8日の1歳馬のセールと2日目を合計した上場頭数は455頭、うち416頭が落札され、トータルの落札率は91.4%だった。落札総額は205億1600万円、平均落札価格は4932万円と、それぞれセレクトセールの過去最高を更新した。

吉田照哉氏のコメント
「(2日間のセールを終えての感想)外国人の方とも話したのですが、世界中にこんなセリはないと言っていました。実際に、このセールの出身馬がビッグレースで活躍する実績がありますしね。馬主さんも、自分で足を運んで競るというのも面白いのだと思います。1億円以上の馬もたくさんいましたが、今回は4000~5000万円の価格帯が多くなった印象です。
(セリが長く続いたことに)皆さんセリに慣れていて、相手の出方を見るような余裕が出てきているように感じます。(来年以降について)キングカメハメハとディープインパクトの代わりになるような馬がきっと出てくると思います」

※金額は全て税抜

(取材:佐藤泉、小塚歩)

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