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29日(水)、浦和競馬場(曇・良)で行われたダートグレード競走・第23回さきたま杯(JpnII・1400m)は、JRAの9番ウインムート(和田竜二騎手)が先手を取って1分25秒3で逃げ切り勝ちを収めた。2馬身1/2差の2着にJRAの3番サクセスエナジーとなり、そこから2馬身差の3着に船橋所属の1番キタサンミカヅキが入った。単勝4番人気、1番人気、2番人気の順の決着だった。

勝ったウインムートは、父ロージズインメイ母コスモヴァレンチ(母父マイネルラヴ)の牡6歳青鹿毛馬、栗東・加用正厩舎の管理馬。通算成績32戦10勝。交流重賞2勝目となった。

1着 ウインムート(和田竜二騎手)
「勝つことができてホッとしています。調教では時計が出すぎるぐらい状態が良くて、返し馬もスムーズでした。この馬は他馬に気を使うところがあるので、今日は思い切って行こうと考えていました。レースでは、1歩目で躓きヒヤッとしましたが、二の脚が速くて思っていたより楽に行けました。今年は浦和で行われるJBCに向けてなんとかここで結果を出したかったので、勝つことができて良かったです。血統的にも晩成タイプで成長してきましたし、秋が楽しみです」

1着 ウインムート(加用正調教師)
「昨日、今日と逃げた方が勝利につながっていたので、逃げるという作戦でした。相手は強かったですが、逃げたら良い持ち味が出る馬で、作戦通りにうまくいきました。今年はJBCが浦和で開催ですので、そこへ向けて今日勝てたことが嬉しいです。JBCにベストで出走できるよう頑張りますので、応援お願い致します」

2着 サクセスエナジー(池添謙一騎手)
「スタートして3歩目でつまずきましたが、すぐにリカバリーしてくれました。手応えは勝ち馬よりも良いぐらいでしたが、結果的にはスタートでのつまずきが響いた形です」

3着 キタサンミカヅキ(森泰斗騎手)
「今日のような時計が出る軽い馬場はこの馬には良くないですね。時計がかかる深い砂が合っているようです。加えて今日は大事に乗りすぎた部分もあったので、もう少し積極的に逃げても良かったのかもしれません」

5着 モーニン(藤井勘一郎騎手)
「積極的な競馬ができましたが、集中力の問題なのか、勝負どころでフワッとしてしまいますね。バテているわけではなく、直線も盛り返していますので、3コーナーから4コーナーにかけての精神的なものかもしれません。コリアスプリントで乗った時も、今日も、良い馬だと強く感じましたし、力がないわけではありません」

(取材:小屋敷彰吾)

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