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5月12日(日)に東京競馬場で行われる第14回ヴィクトリアマイル(GI)に出走を予定しているアエロリット(牝5歳、美浦・菊沢厩舎)について、菊沢隆徳調教師のコメントは以下の通り。

(今朝の追い切りの狙いと手ごたえを教えてください)
「アエロリットはこれまで直前は坂路で追うことが多くて、今回もいつも通り坂路で追い切りを行いました。時計を感じさせないぐらい雄大なフットワークで駆け抜けていたと思います。たまたま前に走っている馬がいて坂路の頂上付近で併せ馬になるような感じでしたが、この馬自身が前の馬を追いかけて集中して走っていたので、良い稽古でした」

(一週前追い切りの時点では「力が有り余っている感じ」というような表現を使われていましたが、先週と比較すると今週はいかがでしょうか?)
「ウッドチップコースでの追い切り、特に右回りでの追い切りの時は、終いの俊敏性に欠けるようなところがあるのですが、それはいつも通りのことでした。先週しっかりと負荷をかけたことで今週は馬もシャキッとしてきたので、上昇していると思います」

(アメリカ遠征を振り返っていかがですか?)
「海外遠征という経験をさせていただいて、本当に色々勉強させていただきました。アエロリットにとっても出国、検疫、飛行機での輸送、アメリカでの調整など様々に環境が違う中で、この馬自身が対応してくれていたので、改めてすごいなと思いました」

(海外遠征から帰ってきて、その後の様子を教えてください)
「精神的に強くなった気もします。帰ってくるときに寒波の影響によりニューヨークで飛行機が遅れたりということがありました。私としてもとても心配でしたが、着地検疫の時も元気にしていたので、ほっとしました」

(NHKマイルC、安田記念と同じ、東京競馬場芝1600メートルという舞台は?)
「東京コースの芝1600〜1800メートルは、広いコースでアエロリット自身も走りやすいのかなという印象です。右回りがダメというわけではないのですが、どうしても器用さに欠けてしまう部分があり、それによって自分のリズムを崩すと力を発揮できなくなってしまうので、そうしたことが結果にも影響しているのかなと思います」

(去年のヴィクトリアマイルと比べての上積みはいかがでしょう?)
「一年経って体幹がしっかりしてきましたし、精神的にも落ち着いてきましたね。ヴィクトリアマイルへ向けての調整過程と馬の雰囲気を去年と比べると、今年の方が良いのではと感じます」

(横山典弘騎手とは6戦ぶりのコンビですね)
「デビューから手綱を取っていただいていたジョッキーですので、アエロリットの成長した姿を感じとってもらい騎乗してもらえたらと思います。アエロリットのことに関しては彼がこの馬に乗っていない時でも色々とお話をしてきたので、今回改めて彼に何かを伝えるということはありません」

(ファンへ向けて)
「ここ2戦結果が出なかったのですが、東京で巻き返したいと思いますので、応援よろしくお願いします」


(取材:小屋敷彰吾)

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