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4月14日(日)に中山競馬場で行われる第79回皐月賞(GI)に登録しているサートゥルナーリア(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)について、追い切り後の辻野泰之調教助手のコメントは以下の通り。

(デビューからここまでを振り返って)
「お兄さんたちもこちらの厩舎で活躍してくれた馬だったので、元々期待値は高かったです。その期待に違わない結果を残してくれていると感じています。
ホープフルステークスで中山の2000mというコースと、輸送も経験しましたので、前哨戦を使う必要はないだろうということでオーナーサイドと協議して決まったことです」

(前走後の調整について)
「レースの1ヶ月前にこちらに帰ってきました。追い切りも順調に進められています。先週の時点で息遣いなどもだいぶできているなという感触は得られていました」

(最終追い切りを振り返って)
「先週はルメール騎手に初めて乗ってもらいました。2頭併せの後ろからという、あまり刺激のないポジションで追い切りをしました。ルメール騎手もイージーコントロールでパワーも感じるということでした。競馬で少しハミを噛むところがある馬なので、今日はそういったところも感じてもらおうと思いまして、少し後ろからの刺激の強い追い切りを行いました。ジョッキーにその辺りを確かめてもらうような追い切りになりました。
(ルメール騎手に)"我慢できる?"と聞いた時には、"走りたいだけだ"というコメントでした。一気に加速してしまうわけではなく、ジワッと加速していくような感じなので、"大丈夫。我慢できるよ"ということでコメントはいただきました。
ホープフルステークスの時よりは調教の内容も濃いかなと思います。1週前の段階でしっかり体がはまってきているという感触もありました。ホープフルステークスの時よりは馬の状態はしっかりと仕上がっているのではないでしょうか。
成長分と、いくらか緩さがあったのかなという気はしているので、シルエットを見ていても今回の方がシャープな体つきに見えます。中身も前走よりはしっかりしているのではないかと思っています。
(体重は)少し減るのではないかと思います」

(今回のレースに向けて)
「コース形態自体は前走でクリアしてくれているのですが、今回は前走よりさらに頭数が増えるので、この馬の力を出し切れるような競馬になってくれればとは思っています。
正直、3戦ともまだ全力で走っていないと思っています。
馬に聞いてみないと分からないところではありますが、8割ぐらいなのかなという感触もありますし、もしかしたら8割も出していないかもしれないです。底知れないポテンシャルは感じています。
フィジカル面の強さが、この3歳の時期にはなかなかないような強さを持っています。メンタル面でも冷静に走って、かつ人の指示にも素直に従ってくれるという、長所がすごく多い馬だと思います。ここまでの成績に表れているのではないかと思っています。
初入厩の時からお兄さんたちの危うさも私たち厩舎一同知っていましたので、慎重にデビュー戦からここまで調整しています。お兄さんたちとは違ってすごく冷静に調教でも競馬でも走ってくれるので、今までの兄弟の中では本当に調整はしやすいと感じています。
お母さんもお兄さんも厩舎でGIを獲ってくれた馬なので、この馬も...と思ってはいましたが、本当にここまでお母さん以上、お兄さんたち以上の活躍をしてくれるのではないかという期待と夢を抱かせてくれる馬です。その期待に応えて、これからも頑張って走ってほしいです。
ライバルも強力ですし、1頭で競馬をするわけではないので、この馬の力を出せる競馬が見たいです。
ファンの皆様も期待されていると思いますが、厩舎一同も期待と夢を持ってこの馬の走りを見守りたいです。応援よろしくお願いします」

(取材:米田元気)

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