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4月6日(土)に中山競馬場で行われる第37回ニュージーランドトロフィー(GII)に出走予定のヴィッテルスバッハ(牡3歳、美浦・池上昌和厩舎)について、池上昌和調教師のコメントは以下の通り。

(勝った前走の500万条件を振り返ってください)
「新馬戦ではゲートを出てくれたのですが、その後のレースではスタートがいまひとつだったので心配はしていましたが、思っていた以上に後ろからの競馬になってしまいました。レースの流れも遅くて厳しいなあと思っていたのですが、予想を上回る脚を使ってくれて、あのポジションから差しきってくれました。残り半マイルくらいから動いていったので、改めて強い勝ち方だなと感じました」

(中6週で変化はあるのでしょうか?)
「前走は久々だったので少し鈍いかなとレース前の感触でもありましたが、それから使った上積みを感じるので、前走以上のパフォーマンスができるのではと思っています」

(馬体重はいかがでしょう?)
「増えてきてはいますが、休み明けの前走も太いという感じはありませんでしたし、デビューの頃と比べると中身がしっかりしてきての体重増だと思うので、良い意味で変わらずといった感じです」

(ウッドチップコースでの最終追い切りの狙いと手応えは?)
「先週は6ハロンからしっかりとした内容で時計も出しましたので、今朝はオーバーワークにならないというところに主眼を置き、レースで騎乗する戸崎騎手に感触を確かめてもらいました。もともと乗り難しくはないですが、レースや追い切りで勝負どころで置いていかれるところがあったので、そのあたりを戸崎騎手には特に注意してもらうよう伝えていました。戸崎騎手からは、勝負どころの動きは反応もあったし、最後の手応えもしっかりしていましたし、乗り難しくもなく良い馬だと思います、とお話いただけました」

(初めての重賞レースですが、どうでしょうか?)
「前走の勝ちっぷりや、前々走のメンバーを振り返っても、上のクラスでも十分通用するだけの能力を持っていると思っていますので、ここに入ったから一気に見劣りするということはないと思います」

(中山芝1600mという舞台は?)
「未勝利勝ちはしていますが、申し上げた通り最近ゲートの出が良くないので、この舞台がプラスに働くかと言われると疑問符がつくところはあります。ただ、前走見せたような脚を使えるのであれば、十分にコース適性の差を埋めるだけの力はあると信じています」

(厩舎として初の重賞制覇がかかりますが、意気込みは?)
「馬は一生懸命走ってくれていますし初制覇になったら嬉しいですが、こればかりは仕方ありません。僕は馬を無事に競馬場へ届けるまでが仕事ですので、初重賞だからと力んで馬にプレッシャーをかけることがないよう、いつもと同じアプローチを踏むだけだと思っています。その結果重賞制覇となったら非常に嬉しいので、応援お願いします」

(取材:小屋敷彰吾)

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