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2007年の東京優駿・日本ダービーを牝馬として64年ぶりに優勝するなどGIを7勝し、顕彰馬に選出され、繁殖馬としてアイルランドで繋養されていたウオッカ(牝15)が、配合のための滞在先であった英国ニューマーケットで、蹄葉炎のため、現地時間の4月1日午後に死亡した。関係者のコメントは以下の通り。

<谷水雄三オーナーのコメント>
「このような形になり大変残念です。ウオッカには、ただただ感謝の気持ちしかありません。7つのGIを勝ち、その全てが印象に残っていますが、特にあげるのであれば、やはり牝馬として64年ぶりの制覇となった日本ダービーと、13分の写真判定の結果の勝利となった天皇賞(秋)、同じくハナ差で制したジャパンカップです。

繁殖牝馬としても仔出しが良く、今年の1月28日に生まれた父フランケルの牝馬を含め、7頭の仔を産んでくれました。2頭の牝馬はすでに繁殖に上がっており、ウオッカの血を繋いでくれることに期待しています。多くのファンに応援して頂いた馬で、ファンレターもたくさん頂きました。今でも当時を思い出し、胸が熱くなります。これまでの応援に心から感謝しています」

<角居勝彦調教師のコメント>
「厩舎をメジャーにしてくれた功労者で、私にとっても大切な馬でした。ファンも大変多い馬で本当に残念です」

<武豊騎手のコメント>
「僕にとって大変思い出深い馬でした。名馬と呼ぶに相応しい馬だと思います。ファンの多い馬でしたし、本当に残念なニュースです。ご冥福をお祈りいたします」

<四位洋文騎手のコメント>
「ショックです。僕にとっては、子供の頃からの夢であったダービーを取らせてくれた、かけがえのない馬です。自分として、スーパーホースの背中を知れた事は、それからの競馬人としての指標にもなりました。あんな馬にはもう巡り合えないかも知れません。ただただショックでなりません。ご冥福をお祈りいたします」

◆競走成績 
26戦10勝(うち海外4戦0勝)

◆主な勝鞍
2006年阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)、2007年東京優駿(JpnI)、2008年安田記念(GI)、天皇賞(秋)(GI)、2009年ヴィクトリアマイル(GI)、安田記念(GI)、ジャパンカップ(GI)

(JRA発表)

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