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4月7日(日)に阪神競馬場で行われる第79回桜花賞(GI)に出走予定のルガールカルム(牝3歳、美浦・田村厩舎)について、田村康仁調教師のコメントは以下の通り。

(前走のアネモネSの勝ちっぷりを振り返ると、いかがでしょう?)
「新馬を勝った時は後方から直線伸びてきて、2着だったクロッカスSでも同様の競馬をしていましたが、前走は前目につけて4コーナーではもう先頭集団にいるという正攻法の競馬でした。この馬のレースの幅が広がり、非常に良い内容だったかなと思います」

(中3週の様子は?)
「この馬は一度レースに使った後は牧場に返して気持ちをリフレッシュさせてあげて、それから厩舎に戻して頑張ってもらうというローテーションを取ってきました。ですから今回も中3週ではありますが一旦牧場に出してリフレッシュさせてから、こちらに戻して気合を入れさせるという決まりを守りました。いつもより期間は短いですが、予定通りここまで来ていて、メリハリはできています」

(坂路で行われた最終追い切りの狙いと手応えは?)
「体が先週の時点でかなり出来上がっていましたし、今週は月曜日の夜に雨が降って坂路の馬場の状態が重いということもあり、気持ちよく走らせて最後だけスッと離すよう4ハロンを54秒くらいを目処に上がってくるよう指示しました。実際のタイムが54.2秒ということで予定通りでした。テンの入りは少し軽めで最後だけ行かせることができたので、内容面についても非常に上手く行きました」

(初の関西圏への輸送について)
「この馬を預かるようになってから、自分の厩舎と育成牧場との往復は過去何度もしていますから、今回距離は長くなりますが輸送が初めてというわけではないですので、それほど心配していません」

(馬体重はどのくらいになるでしょうか?)
「大きくもなく小さくもなく450キロぐらいの馬体ですが、少し減るかなといった感じです。ただ許容範囲の中で仕上がっていると思います。明日は厩舎でゆっくり運動させて土曜日の早朝に輸送をしようかと考えています」

(現時点で桜花賞のレースのイメージはありますか?)
「天候・馬場状態・枠順など様々なファクターはありますが、とにかくこの馬にとって気持ちよく走らせたいです。当日この馬が『楽しいな』と思ってもらえたら、良い結果につながるかなと思っています」

(三浦騎手への思いはいかがでしょう?)
「ここまで2回三浦騎手に乗ってもらって、悔しい思いと嬉しい思い両方を経験して、この馬の癖も良いところも全部把握してもらっています。今年非常に彼は乗れていて、この馬についてたくさん勉強してくれているので、最高のジョッキーが乗ってくれるので安心しています」

(ファンへ向けて)
「権利を取って初めて関西の方へ遠征することになりました。少し小柄な馬ですが切れ味がある非常に良い馬だと思います。当日皆さんに『なかなかいいね』と言ってもらえるよう頑張りたい思いますので、よろしくお願いいたします」

(取材:小屋敷彰吾)

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