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3月31日(日)に阪神競馬場で行われる第63回大阪杯(GI)に登録しているキセキ(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)について、追い切り後の辻野泰之調教助手のコメントは以下の通り。

(最終追い切りを振り返って)
「先週水曜日にCウッドチップコースでしっかりと追い切っていますし、先週末にもCウッドチップコースで長めの追い切りを消化していました。今日は感触を確かめる程度という内容の調教でした。
先週しっかりやっている分、反応も良くなっていますし、GIレースに出走できる状態には仕上がってきたかなと思っています」

(前走の有馬記念5着を振り返って)
「その前まで秋は3走使ってきていました。疲れを感じさせず心身ともに充実したシーズンを迎えられていましたので、有馬記念もすごく良い状態で出走できていました。ゲートの中で落ち着きすぎてしまって、発走から出していく形になってしまいました。その辺りが最後に響いてしまったかなと思っています。
あれだけのタイムで(ジャパンカップを)走った後だったので、さすがに疲れが出るかなと思っていましたが、回復もすごく早かったですし、有馬記念の前にはジャパンカップの時と同じぐらいの状態で出走できました。本当に充実したシーズンだったと思います」

(前走後の調整について)
「大阪杯の約1ヶ月前にこちらに帰っています。
帰ってきてすぐの頃は一生懸命走りすぎるようなところがありました。それも日を追うごとにどんどん解消されてきましたし、2週前のCウッドチップコースでの追い切りぐらいからは秋と同じように落ち着いて走れるところが出てきていました。秋と遜色のない状態でここまで来られていると思います」

(脚質の変化について)
「去年の秋の毎日王冠からこういうレースが続いているのですが、その辺りも秋からコンビを組んでいる川田ジョッキーがこの馬の良いところを引き出すために考えてくれた作戦だったと思います。それが良い方向に向いてパフォーマンスを引き出せたと思います。この馬の新たな一面を見られたなと思っています。
菊花賞が後ろから差し切る競馬だったので、こちらとしてもあのような競馬もできるのだなと驚かされた面もありました。それがすっかり定着して、良い競馬を見せてくれているので、今はあの形がこの馬の力を引き出せる、良い戦法なのかなと思っています」

(馬の変化について)
「去年の秋も感じましたが、だいぶ大人の体つきになっているなと思います。秋から比べて大きな変化はないのですが、それも良い方に捉えて、秋と同じような状態で来られているのが何よりです」

(今回のレースに向けて)
「有馬記念の時にゲート内で落ち着きすぎていた部分がありましたので、スタートが一つの鍵になるかなとは思います。やはりこの馬の長所を生かすように、前々で、他の馬の動きに影響がないレースをするのが理想的かなと思っています」

(取材:米田元気)

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