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3月24日(日)に中京競馬場で行われる第49回高松宮記念(GI)に登録しているダノンスマッシュ(牡4、栗東・安田隆行厩舎)について、追い切り後の安田隆行調教師のコメントは以下の通り。

(最終追い切りを振り返って)
「指示としては53秒ぐらいの時計で流そうか思っていました。ただ、今回は馬場状態がすごく良くて、時計が出やすい馬場なので、ジョッキー自身も52秒前半出るかも分かりませんよということでした。(時計を)見たら結局51秒台でした。割りと楽に馬なりという感じで良い形で上がって来られたと思います。
調整過程としては順調に来られました。先週の時点である程度目一杯に追い切りまして、負荷をかけて、今週は軽めにサッと流す予定で、その通りにここまで来られたと思っています」

(前走のシルクロードS1着を振り返って)
「確かに前走は直線に向いた時に、一瞬負けたかなと思ったのですが、やはり今のスマッシュの力で捩じ伏せたような気がします。
ちょうど去年の今頃は中京のファルコンステークスで一番人気で結果が出ませんでした。あの頃から比べると、トモの緩さ、腰の甘さも徐々に解消されてきて、完成しつつあると思います。まだ完成とまではいかないと思いますが、完成に近い状態で今に至っています」

(スプリント路線に換えた思いは?)
「NHKマイルカップまで行って、あのレースを見てやはり距離が長いなと思いました。今度から短いところの北海道に行こうと思いました。7月の函館で1200mを使って、結果はどうなるかと心配して見ていたのですが、非常に強い内容で好位から楽に抜け出して勝ってくれました。やはりこの馬は1200mの馬だなと、あそこで認識しました」

(今回のレースに向けて)
「確かに左回りでは実績が出ていないのですが、2回中京と東京で走っていますが、今の状態で出られていれば結果は違ったと思います。
直線が長いのは不安もありますが、今のスマッシュだったら直線は弾けてくれるのではないかと思っています。
テンの速い馬もいますし、その辺りはジョッキーにお任せして、もうこちらは見ているだけです。
ジョッキーが手の内に入れていますから、その辺は全く心配していません。
お父さん(ロードカナロア)とここまでは同じローテーションで来られましたが、力から見てあの偉大なカナロアの方が上ですね。やはり早く近づいて、追い越すのは無理でも近づきたいです。
お父さんが4歳古馬になって、GIで古馬との初めての対戦だったのですが、お父さんがなし得なかった夢をこのスマッシュに託したいです。
超えるのは相当なことなので、肩を並べるところまでは行って欲しいです。行けると思います。
偉大なる父カナロアは古馬との(初のGI)対戦で3着と勝てなかったのですが、その悔しさをこのスマッシュに託して、何とかこの夢を叶えて欲しいです」

(取材:米田元気)

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