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3月10日(日)に阪神競馬場で行われる第53回フィリーズレビュー(GII)に登録しているアウィルアウェイ(牝3、栗東・高野友和厩舎)について、追い切り後の高野友和調教師のコメントは以下の通り。

(前走の京王杯2歳S2着を振り返って)
「惜しいところまで迫って負けたので、レース直後はすごく悔しかったです。馬はよく頑張ってくれましたし、馬は称えてあげていいかなと思います。スタートで少し挟まれて後手を踏む形になってからのレースの流れが重賞にしてはすごく遅いペースになってしまったので、その中で乗り役も外を回さずに内をついてよく歯を食いしばって踏ん張ってくれたと思います。
(上がり32秒8は)スローですから、現代競馬はそういうこともあるので、取り立てて凄すぎるというほどではないのですが...。
デビューの時から(確かな手応えは)元々掴んでいます。その分勝てなかったという悔しさが先になったのかなと思います」

(前走後の調整について)
「(昨年の)締めに2歳GIを使う予定が少し球節が腫れたためにやめたという事情がある分、決して順調ではありませんでした。このフィリーズレビューに向けて立ち上げてからは順調に来られています。状態に関しては大丈夫だと思います」

(調教過程を振り返って)
「トレセンに帰ってきてから一歩ずつ時計を詰めています。1週前はそれなりにやろうかと思いました。(坂路で)52秒台前半でしたか、そこでの動きからすると、だいぶ心臓や息遣いが良いなと思いました。順調に来られたと思いました。
中間のコンディションが馬の雰囲気や飼い葉食いも含めてすごく良かったので、元気でした。(今日は)先週と同程度の追い切りを指示しました。今日も坂路をチョイスしたのですが、最初の1ハロンの入りが少し予定よりも速くなりました。そうするとその後の2ハロン目3ハロン目4ハロンと、乗り手にしては少しハードなシチュエーションになってしまいました。何とか乗り手がよくコントロールしてくれて、良い追い切りができたのではないかと思います」

(今回のレースに向けて)
「皆さんも見て分かる通り、競馬が上手かと言ったら、決してそうとは言えません。(今回は)多頭数ですから、どちらかと言えば心配はあります。
綺麗な競馬ができたことがないので、その点がどうかというところだと思います。
この馬はスローの瞬発力勝負がはまると思うのですが、前走みたいにスロー過ぎても困るし、多頭数でそれがはまるかどうかも難しいです。ただ今回は(ペースが)流れると思うので、その辺で上手に走れるか、乗り役が上手に乗ってくれるか、というところになってくると思います。
まだスタートが不安定です。もう少し経験を積んできたらスタートもスポンと出ていくような気もします。なので、ゲート次第でレースの展開も変わってくると思います。(石橋騎手は)今までのレースも見てくれていると思います。話もしますが、頭の中にプランを何点か用意しておいて乗ってもらうことになると思います。その点は相談しようと思います。
(馬場が渋った場合は)大丈夫だと思います。相当パワーがありますから、パワーで乗り切ってくれると思います。
ジャスタウェイ産駒ということで注目されている方、応援して下さる方も多いですし、能力が高いのはデビュー戦の時から感じました。何とかここで一つ重賞のタイトルを獲って本番に臨みたいと思います。頑張りますのでよろしくお願いします」

(取材:米田元気)

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