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3月3日(日)に中山競馬場で行われる第56回弥生賞(GII)に登録しているカントル(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)について、追い切り後の藤原英昭調教師のコメントは以下の通り。

(前走のセントポーリア賞1着を振り返って)
「ここは勝ちに行ったレースでした。まだ雑な馬で器用さがないので、広いコースで条件は合っていました。しっかり勝ってくれて良かったと思います。
新馬戦でも逃げてみたり、2戦目にクリスチャン・デムーロ騎手が乗った時も4コーナーでもたついたり、まだ集中力とかいろいろな面を試しているところです。その一環でチークピーシズを付けて、集中力を増すという感じで、良かったと思います」

(前走後の調整について)
「本当はもっと成長させて、リラックスさせたいのですが、やはり狙うところがあるのでそうもいきません。3歳の今の時期はみんな辛いと思いますが、頑張っているのではないでしょうか」

(最終追い切りを振り返って)
「これを乗り越えなければ大きいレースにたどり着かないので、ある程度攻める感じで、何としても賞金を獲りたいと思っています。最終追い切りもこちらが思っているイメージ通りでした。(調教での)乗り役の荻野極騎手もすごく良い感触でジャッジをくれました」

(今回のレースに向けて)
「条件はそんなに良いとは思わないのですが、やはり目標は賞金加算です。少し不利なコース形態であるのは否めません。しかし、能力はそんなに(他と)変わらないと思うので、発揮してくれると思います。
今はまだ手探りです。器用さがないので、やはり広いコースでフレッシュに自由に走らせるというのが本当は良いのでしょう。しかし、競馬としてはそうもいきません。今回は頭数がそんなに多くないので、ごちゃつく競馬よりも馬のリズムに合わせて、そこはミルコ・デムーロ騎手で上手く乗ってくれるでしょうから、任せようかなと思います。
兄弟でポンポンと走ってくるのはあまり例がありませんが、秘めた能力がお兄さんに近いものはあると思っています。狙っていける素材ではあると思います。
能力を確信している馬なので、上手く育てて大きいところにたどり着けるようにしたいです。今は馬も本当に辛いと思いますが、そこを乗り越えてもらったり、いろいろケアをしたりして頑張っていきます。応援よろしくお願いします」

(取材:米田元気)

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