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3月2日(土)に阪神競馬場で行われる第26回チューリップ賞(GII)に登録しているダノンファンタジー(牝3、栗東・中内田充正厩舎)について、追い切り後の中内田充正調教師のコメントは以下の通り。

(前走の阪神ジュベナイルフィリーズ1着を振り返って)
「位置取りが思ったより少し後ろになりましたが、リズム良くジョッキーが運んでくれました。それで終いの力強い脚力を見せてくれたと思います。
直線は良い勝ちっぷりでした。
思ったよりダメージもなく、テンションも高くなっていることもなかったです。本当に無事に一戦が終わったかなという感じです」

(前走後の調整について)
「暮れにノーザンファームしがらきで1ヶ月ほど調整していただきました。今から1ヶ月前くらいに栗東に戻して、そこからは順調に来ています。
体重は470キロを切るぐらいで、そんなには変わっていませんが、肩周りが少しボリュームが出たかなと思っています。
成長を競馬で発揮してくれればと思っています」

(調教過程を振り返って)
「(1週前は)休み明けだったので、Cウッドチップコースで少し負荷をかけていこうと思いました。時計は5ハロンぐらいでしたが、終いの脚はいつものファンタジーの走りだったと思っています。
今週は短めの距離で、Cウッドチップコースで流すような感じで、リズム重視をメインに置いて行いました。
終いの脚はちゃんとしていました。状態は先週よりは上がってきています。
先週に比べて、ああこれならコントロールが利くなというイメージはできていました。
(川田騎手とは)ハミの受け方、馬の推進力、コントロール性、その辺の確認と、こういうイメージを持って乗って下さいという感じの話をしました。
週ごとに良くなってきていると思います」

(今回のレースに向けて)
「距離というより、むしろ力みとかスピードコントロールに課題を残している馬なので、その辺を上手に立ち回ってくれればと思っています。
調教と競馬は必ずしも一致するものではないと思うので、何とかコントロールが利くように心掛けて調整してきました。
この馬は意外と使って良くなるタイプだと思っていました。調教をどんどんやっていくより競馬をスパッと使ってあげた方が体は良くなってきますし、気持ちも秋の時点ではリラックスできていました。そのままのイメージで、一回使った方が馬はもう一つ良くなるかなと思って、ここを選びました。
(課題は)コントロール性ではないでしょうか。スピードに満ち溢れている馬なので、その辺をいかに人間がコントロールして、終いの強い脚力をいかに発揮できるかがこの馬の課題かなと思っています。
3歳になって、少しパワーアップしているのと競馬を覚えてきているのと、気持ちの面のコントロールと、体を作っていくフィジカル面での調整ですよね。そこをマッチさせていきたい感じです。
2歳牝馬チャンピオンとして恥ずかしくない競馬をしたいと思っています。ぜひ応援して下さい」

(取材:米田元気)

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