☆２７日（日）京都競馬場で行われる第２４回シルクロードステークス（GIII）に出走を予定しているナインテイルズ（牡８、中村）について追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

◎ナインテイルズについて、中村均調教師

・（前走の淀短距離ステークスは）そのレース以前に放牧休養に行っていまして栗東トレーニングセンターに戻ってきた時点で余裕がありました。しっかりトレーニングはしたもののプラス１４ｋｇということで馬が太く見えました。実際レースは勝ったものの切れが悪かったので完璧な競馬ではありませんでした。でも結果が出ましたから今回のレースに向けていいステップになったと思います。

・（中間は）一度使って体も引き締まっているのを感じましたから、より万全な状態になったと思います。

・レースは前走から２週後なのでほとんど仕上がっています。（今日の最終追い切りは）調整ということで前半を軽くして上がりだけサッとやるということで思った通りの調教ができました。乗っていた調教助手も「絶好調です」と言って上がってきたのでシルクロードステークスに向けいい状態で臨めると思います。

・かつては長い距離を使っていましたが距離を詰めてから非常に成績も上がってきました。この馬は前半速いラップを刻んで先行するのですが、それをあえて控えて最後の脚を生かすという作戦に変更してからより堅実になってきました。先行力もあってラストもしっかりしている乗り易い馬です。この馬は京都芝１２００メートルがベストの舞台です。前半無理なく脚をためてラストの脚を生かす展開になってもらいたいですね。

・馬は８歳になりまして歳をとってきましたがまだまだ元気です。私もこの２月で引退しますので最後に一花咲かせたいと思います。

〔取材:檜川彰人〕