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☆23日(日)中山競馬場で行われる第63回有馬記念に出走を予定しているキセキ(牡4、中竹)について追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

◎キセキについて、辻野泰之調教助手

・先週からCウッドチップコースで追い切りを入れ始めまして先週の段階で心身のバランスがとれていることを確認できましたので今日はゴール板から反応を見る程度でいい最終調整ができたと思います。

・ジャパンカップの後は、どうしてもレコード(決着)の後だったので反動を心配しましたが、ここまで慎重に立ち上げてきまして今日の追い切りの感じでしたらジャパンカップと遜色ない状態で出走できるのではないかと思っています。

・レース後何日かたった後は日に日に馬体は膨らんできまして乗ってみての感触も大きな疲れは見られなかったのでこれなら有馬記念に向けて進んでいけるんじゃないかという判断でここまで調整しています。

・ここまで慎重に慎重を重ねてここまで状態を確認しながらやってきているんですがこの秋の充実を物語るように疲れは見られないですしいい状態でこのレース(有馬記念)に出走できるのではないかと思います。

・(以前は)後ろから行って末脚を生かすのがこの馬のスタイルだと思っていましたがこの秋の走りを見ていましても自分のペースを作って最後まで衰えない脚を使うという新しいこの馬のスタイルを見せてくれている気がします。そのあたりは川田騎手がうまく、この馬の新しい一面を引き出してくれたのかなと思います。

・もともと名前も良くファンの方の多い馬ということはこちらとしても重い責任をもって受け止めています。ようやくこの馬らしい走りをお見せできるようになってきましたので後は1着という着順だけが欲しいなと思います。

・昨年は菊花賞の後の疲れが取りきれなかった面があったのですが、ようやくここにきて馬の成長もあると思いますし、しっかりと菊花賞の後の疲れが取れてようやくこの馬の本当の走りを見せてくれているので、強い精神力と最後まで続くスタミナが長所です。

〔取材:檜川彰人〕

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