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 25日(日)に東京競馬場で行われる第38回ジャパンカップ(GI)に出走するミッキースワロー(牡4歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)について、追い切り後の菊沢隆徳調教師のコメントは以下の通り。

「今朝は先週に続いて、横山典弘騎手に乗って貰いました。先週からの上昇度と、今日は少し前との距離を取った中で直線どのような動きをするかをジャッジして貰いたかったんです。先週もそうでしたが、調教は調教と馬が理解していて、若い頃のようにガムシャラにならず、淡々と涼しげに走っていました。(それだけ馬がやるべき事を理解して成長した?という問いに)そうですね。若い時はやんちゃで、元気が有り余っている所がありましたし、それを思えばだいぶ大人になったなぁと感じました。追い切った後にジョッキーも先週より良くなっているね、と話していましたし、ギアの替え方などもイメージを掴んでくれたのではないかなと思います。

 前走(札幌記念)の後はノーザンファーム空港へ放牧に出して、何回か見に行きました。ただ、思いのほか札幌記念の疲れがちょっと残っている印象で、馬に合わせて立ち上げて行こうと考えました。北海道から輸送で戻ってきて、1週間ほどその疲れが若干見えたのですが、週を追うごとに馬体のハリも良くなって、上昇カーブを描いているのではないかなと思いました。今日の感じなら、競馬に向けてまたグンと上がるんじゃないかなという気持ちです。

 (東京コースが初めて)タイミング的に3歳の秋は菊花賞に使って、東京に使う機会がなかったのですけど、左回りで直線が長いコースで、この馬の末脚がどう発揮されるかですね。血統背景からも、母系も(母の父がジャングルポケット)、父系にもディープインパクトが入っていますし、合うのではないかなと僕なりに感触を掴んでいて、大きいレースですが挑戦したいな、と思いました。

 (ジャパンカップというレースへの思いは)競馬学校の時代から見ていましたし、やっぱりあの頃と比べると海外の馬が少し減って残念ですが、その分日本の馬が強くなったんだなという認識があります。その中に入って挑戦したい、力を試したいという気持ちがあって、そこに挑戦できる馬がいるのはワクワクしますね。とても強いメンバー相手ですが、ミッキースワローの新たな面が引き出せるように、ジョッキー、スタッフとみんなで力を合わせて頑張りたいです」

(取材:大関隼)

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