中野アナのフランスレポート~その2 [実況アナ!]
2013/10/09(水) 14:35
 4日(金)、この日は朝からロンシャン競馬場へ。10時から枠順抽選会が行われ、ここで大阪から来る藤田アナ、そして中継でもゲストとして大活躍して頂いた元毎日放送アナウンサー蜂谷薫さんと合流することになっていた(ホテルなど別)。その後に、放送席を確認し、回線などのチェック。まずはここから、今回の行動はスタートだ。

 で、ロンシャンへの行き方だが、僕は今回、徹底的に公共交通機関を使うことにこだわった。というのも、06年ディープインパクトの時にも僕はパリへ来ているのだが、あの時は応援ツアーの添乗員も兼ねていて、常にお客さんと一緒に、観光バスでの移動だったため、移動に関して、楽は楽だったけど、なんだかあまり、パリのことを覚えられなかった。対照的に、同じ06年、キングジョージでイギリスへ行った時は、とにかく電車に乗りまくり、アスコット競馬場だけでなく、早朝の電車でニューマーケットまでも行ってみた。大変は大変だけど、これにより、街の事情を色々覚えられたし、それがまた楽しかった。ということで、今回は事前に徹底的に調べあげ、イメージを作り、いざ電車やバスに沢山乗ってみた。

 パリにはメトロ(地下鉄)、RER(近郊電車)、SNCF(国鉄)、バスがあり、うまく使うととても便利。バリ市内の移動なら、1.7ユーロで電車(メトロ、RER)は乗り継ぎし放題で目的地まで行け、バスも同じく1.7ユーロで乗れる。10枚綴りのカルネ(回数券)を買えば、1回あたり1.3ユーロと、ややお得にもなる。また目的地へどう行くか?このサイト(http://www.transilien.com)で、駅名と時間を入力すれば、バス、メトロ、RER、その乗換え含め、あらゆる手段が表示され、非常にわかりやすい。これは大変重宝した。

 今回泊まったホテルは、パリの北西のはずれ、ポルトドクリシーというエリア。とにかくホテルの値段が高いパリ。パック旅行を申し込む際、ホテルのランクをそこそこ高めにし(これは肝心だと思う)、選べないプランにしたらここになったのだが、部屋は文句なしに素晴らしかった。ただ、あまり治安の良くないと言われる地域である。確かに、夜遅い時間に歩くのは、実際歩いてみて危険な感じもしたが、メトロとRERが走っており、ロンシャンへは行きやすく、僕らにとっては非常に便利な場所だった。
 
 
 RER(C線)で2駅、5分でポルトマイヨーに着き、ここからメトロ1号線のホーム(ラデファンス方面)を歩いて突っ切り(メトロには乗らない)、改札を出て6番出口を上がると、ロンシャン競馬場へと向かうバス244番の乗り場に出る(他の出口から出てしまうと、ここにはたどり着けないので要注意)。これに乗り、6つ目の停留所で下車(ムーランドキャンピング)。ロンシャン名物の風車、そしてコース、スタンドが見えたらすぐ次のバス停。ここで降り、数分あるけばロンシャン競馬場の入り口。バスも電車も、車内の路線図を見ながら行けば分かりやすいし、車内アナウンスもあるため、わかりづらいことも特に無い。パリの交通機関、注意事項として、電車を降りる時は、自分でボタンやレバーを操作して、扉を開けなければならない。また、どうして違うのかはわからないが、メトロは右側通行、RERやSNCFは左側通行である。そして終点の駅名を頭に入れてから列車に乗ることが、乗り間違えないためには肝心である。

 地下鉄の各駅には、凱旋門賞の看板が。これは街中のビルにも出ていたり、凱旋門賞が、街をあげてのイベントであることがよくわかる。
 
 
 枠順抽選会、狭い会場に人がビッシリ。今年のウインブルドンテニス・女子シングル優勝のマリオン・バルトリ選手がゲスト参加し、抽選を行う。キズナ陣営は、生産者・ノースヒルズ代表の前田幸治さんが抽選を行い、11番枠を引き当て、大満足の様子。終了後にインタビューさせて頂いたが、その喜びがいっぱいに伝わってきた。この時、前田代表は大忙し、海外メディアの取材も多数受けていた。キズナの注目度の高さがよくわかる瞬間だった。

 世界一美しいと言われるロンシャン競馬場。このスタンドを使用するのは、来年の凱旋門賞までとのこと(その後、取り壊し)。凱旋門賞はカタールがスポンサーとなり、場内はえんじ色の看板がズラリ。06年は青だったが、色が違うと、印象は随分変わるものだ。

 数年前の記憶をたどって、何となくパドック近くのエレベーターに乗ってみると、すんなり放送席へと辿り着けた。放送席、回線の確認を終え、昼過ぎに一旦ホテルへ。夕方、パリ市内のとある場所で、この後ファン向けのトークショーに出演する武豊騎手、佐々木調教師のインタビュー収録。中継でもお聴きいただいたと思うが、ここは蜂谷さんの担当。陣営のムードの良さ、そして蜂谷さんとの親交の深さが非常に感じられる、和やかな収録となった。収録後、ポルトドクリシー駅近くで軽く食事、ホテルへ戻って、レースの勉強。4日(金)の行動は終了だ。