10月28日（日）に東京競馬場で行われる第158回天皇賞・秋（GI）に登録しているマカヒキ（牡5、栗東・友道康夫厩舎）について、追い切り後の友道康夫調教師のコメントは以下の通り。

（前走の札幌記念2着を振り返って）
「競馬の内容は良かったと思いますが、着順は2着でした。当日の馬場状態などを考えればよく走っていると思います。
前走の札幌競馬場での追い切りを見た時からも良い感じに来たなと思っていました。
去年の大阪杯辺りは、前の年の3歳秋の凱旋門賞の遠征の疲れが若干残っているのかなという気がしました。しかし、去年の毎日王冠、天皇賞と走って結果的に負けましたが、馬の状態は復調気配だと思って見ていました」

（前走後の調整について）
「札幌競馬場からノーザンファーム空港牧場へ放牧に出しました。そこで10日間ぐらい休ませて馬体の回復を促して、そこから天栄に運びました。9月上旬ぐらいに栗東に戻ってきました。
やはり9ヶ月ぶりで結構走ったので若干の疲れはありましたが、牧場の方で上手くケアをしてもらいました。札幌記念の前に入厩した当時の良い体で戻ってきたと思っています」

（鞍上が武豊騎手になることについて）
「私の意見ですが、前々からこの馬には武豊騎手が合っているのではないかと思いまして、いつか機会があれば乗ってもらいたいとずっと思っていました。ここに来て乗ってもらうチャンスをもらえたので、私自身も嬉しく思っています」

（調教過程を振り返って）
「１週前なのでしっかり追ってもらいました。見ていても人馬の呼吸が合っているというか、マカヒキも良い走りをしていたと思います。
先週でしっかりやりまして、体も息も仕上がっていると思いますし、今日は雨上がりで馬場が悪かったのでそんなに無理をせず、息を整える程度に乗りました。
この馬の時計としては馬なりで楽に上がってきたと思います。
ようやく3歳の一番良い時の出来に戻りつつあると思います」

（今回のレースに向けて）
「（去年5着は）いろいろあると思いますが、その一つには馬場状態が悪かったことが挙げられると思います。
やはり内枠が欲しいですよね。
土曜日は少し雨模様みたいですが、先週までの傾向を見ていると東京の馬場はすごく良いので、今年は絶好の馬場状態で出られると思います。
競馬に関してはジョッキーに任せるだけだと思っています。
（復活を期待する声は）届いていますし、私もそう思っています。
国内ではダービー以来勝ち星から遠ざかっていますが、3歳の春の状態に戻ってきたと思います。あとはファンの皆さんの応援があれば頑張ってくれると思いますので、よろしくお願いいたします」

（取材：米田元気）