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10月28日(日)に東京競馬場で行われる第158回天皇賞・秋(GI)に登録しているスワーヴリチャード(牡4、栗東・庄野靖志厩舎)について、追い切り後の庄野靖志調教師のコメントは以下の通り。

(春の戦いぶりを振り返って)
「金鯱賞から始めさせてもらって、大阪杯でGIを勝たせてもらいました。その後は安田記念に出走ということで、初めてのマイルでしかもGIだったので、どのくらいやれるかという期待を持ちながら見ていました。レコードにコンマ1秒ぐらいでしたが、十分に走れていると思いました。よく頑張ったと思います。
東京のマイルを使ったことで今回の東京2000mでも良い方向に向いてくるのではないかと思っています」

(宝塚記念を見送って休養に入った狙いは?)
「時期的なものもあります。暑い時期はあまり好きな馬ではありません。ここまでの休養期間も欲しかったので見送らせてもらいました。
夏場をしっかり休めたことが一番かと思いますし、ここに至るまでに馬は十分にリフレッシュできていると思います」

(ここまでの調整について)
「9月13日に帰厩しまして、当初は少し緩さがありました。体も余裕があるかなという感じでした。そこから順調に調教もこなしてくれましたし、追い切りごとに馬がぐんぐんと良くなってきました。秋初戦をGIという舞台で迎えますが、それに恥じない仕上がりで臨めると思います」

(調教過程を振り返って)
「前に目標を置きながら行いました。馬がリフレッシュしてすごく元気が良かったので、道中少し行きたがるところがありました。1週前だったのでしっかりと時計を出したかったですし、ミルコ(デムーロ騎手)にもしっかりやってほしいと話しました。時計は十分に出ていましたし、先週追い切ったことで、今週の追い切りに上手く繋げられるなという、本当に良い内容の追い切りができたと思います。
(今日は)いつも通りですが、Cウッドチップコースで前に2頭目標を置きました。今週は速くなりすぎないようにと考えていましたので、前の2頭にペースを作ってもらいました。先週よりも折り合いが良かったですし、3、4コーナーの走り方もすごくダイナミックで、ここまで順調にいっているなと思いました。
その辺(遅れたこと)は特に気にしていませんし、ミルコにもあまり速くなりすぎないようにという指示もありました。それでいて12秒を切れているので、十分な追い切りだったと思います。
やれば時計自体はもっと出る馬なので、競馬の当該週としてはちょうど良い追い切りができたと思います」

(今回のレースに向けて)
「まず東京競馬場はスワーヴリチャードがすごく好きな競馬場ではないかと思っています。2000mも彼にとって得意な距離だと思います。春にGIを勝たせてもらって、ここから秋のGI戦線が始まりますが、一戦一戦が彼の将来にとって大事な一戦になってくると思います。一戦一戦を大事にしっかり戦っていきたいです。
天皇賞・秋というレースは格も重みもあって、タイトルとしては是非とも彼に獲ってもらいたいレースではあると思います。
デビュー当初から左回りの方が良いのではないかという印象を持ってはいました。実際に左回りの方が成績も出ていますし、東京競馬場に関しては相性の良いコースだと思っています。
去年の天皇賞は結構雨が降ってドロドロの可哀想な馬場だったのですが、今週は良馬場で迎えられると思いますし、その辺は特に気にしていません。東京の2000mは枠順やスタートなどがすごく大事になってくるコースではあると思うので、その辺は枠順が出てからジョッキーと話したいです。
ゲートがまだ不安定なところもあるので、あまり包まれたくない反面、やはり外からだとだいぶ脚を使ってしまいますので、真ん中ぐらいから好位を取れたら一番良いのではないでしょうか。
今回は(この馬にとっての)秋初戦のGI・天皇賞という舞台で復帰させてもらいます。メンバーもGI馬がたくさん出てきて、去年一緒にクラシックで戦ったメンバーも古馬になってまた走れるのも嬉しいです。そういい強いメンバーの中で強い競馬をして勝てれば一番です。これからのリチャードを占う意味でも是非とも良い競馬を期待したいです」

(取材:米田元気)

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