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 14日(日)に京都競馬場で行われる第23回秋華賞(GI)に出走するトーセンブレス(牝3、美浦・加藤征弘厩舎)について、追い切り後関係者のコメントは以下の通り。

●トーセンブレスについて加藤征弘調教師
「今週も輸送があるので、先週しっかり負荷をかけて今週はあまり馬を興奮させず、リラックスさせる目的で単走で追い切りました。最近は馬も大分落ち着いてきて、難しい所がなくなってきていたので特に心配はしていませんでしたし、ジョッキーも馬と上手にコンタクトを取ってくれて、しっかり乗ってくれました。

 (ローズSの後は)レース後にかなりフケの症状が出ていたので、致し方なかったのかなと思いました。なかなかあそこまでフケの症状が出ることは無いんですが、かなり酷かったので仕方がなかったです。久々にレースに使った後もイライラするような所もなく、リラックスして落ち着いて在厩できています。前走時からかなり仕上げて臨んでいたので特にプラスアルファがある、という訳ではありませんが、前回の良い状態を維持できていると思います。

 (2000mに関して)少し長い気もしますが、コーナー4つは道中前半折り合いがつけやすいという事もあって、特に心配はしていません。スタートしてから、いかに自分のリズムで最初に折り合えるかが最大のポイントだと思います。(最後の一冠に挑むにあたって)春先は重賞路線をずっと使っていて、2勝目を挙げるというより(重賞で)賞金加算をしたことでこの秋も抽選なしでGIに出られるので、その辺りの期待は大きいですね。前回はフケの影響もあってこの馬の末脚を発揮できなかったのですが、今回は良い状態でレースに持っていって、この馬らしい末脚を見せて欲しいなと思っています」

●トーセンブレスについて藤岡佑介騎手
「以前から調教やレースを見て、凄く乗り味が良さそうだなと感じていました。漠然と乗ってみたいなという興味を持っていたので(騎乗依頼は)凄く嬉しかったですね。よく切れる脚を使う馬、というイメージを持っていましたが実際に乗ってみると想像通りで、凄く弾む馬で気持ちのいい動きでした。先生からは十分仕上がっているから、と言われていて、今日は僕が感触を掴ませてもらうという追い切りだったので、順調に来ている、という話をしました。

 (距離延長に関しては)レースに乗っていないので何とも言えませんが、少し何か工夫が必要かなと考えています。あまり器用さを求めると末のキレを失ってしまう、と先生も話していたので、どう乗るか次第だと思います。一番の武器は末脚なので、それを殺さないように......と言うか、極限まで絞って乗ることになると思います。

  高いレベルの馬もいますが、この馬も十分大きいタイトルを取れる資質はある馬ですし、それを発揮できるように乗るだけです。(今年GIを勝った事で、気持ちの上でも違いますか?という問いに)あそこで(NHKマイルカップで)勝てた事でまたチャンスを頂けた、と思っているので、次にまた繋げていかないと、という気持ちです。良いレースが出来るように頑張るので、応援してください」

(共同会見より~取材:大関隼)

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