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10月14日(日)に京都競馬場で行われる第23回秋華賞(GI)に登録しているサラキア(牝3、栗東・池添学厩舎)について、追い切り後の池添学調教師のコメントは以下の通り。

(最終追い切りを振り返って)
「馬にだいぶ気持ちが乗っているので、細かい指示はあまりせずに、全体の時計などもあまり気にしないように、とりあえず気持ち良く走らせることを助手に伝えました。
馬も気持ち良く走っています。所々で多少行きたがる面もありましたが、抑えも利いていましたし、終いの伸びも良い動きをしていました。良かったと思います。
助手が少し促しただけでしっかりギアが変わりました。走りも重心がしっかり低くなって脚の回転も一気に加速していました。良かったなと思いました。
夏を越えた辺りから、しっかりと馬自身に身が入って、調整がしやすくなっています。今日の追い切りも満足のいくものだったので、あと数日しっかり管理していきたいです」

(春との違いは?)
「春先は、放牧先から帰厩してすごく良い状態で入ってきました。しかし、レースに向けて追い切りを重ねていく上で、どんどん体が寂しく映ってくるようなところがありました。飼い葉食いも悪くなってくるなど調整に苦労する部分がありました。夏の競馬前に入れて500万特別を勝った時ぐらいから、追い切りをやっていっても逆に馬に張りが出てきて、身がしっかりと入ったのかなと思います。
とにかく無理をさせないようにしました。春先もクラシックに出走させたかったのですが、あまり数を使って本番でリズムが狂って、その後の復帰が長引くのが嫌でした。もともと能力があるのは分かっていたので、とりあえず馬の成長を妨げないように調整してきました」

(前走のローズS2着を振り返って)
「その週の阪神競馬場自体が内の前目が有利な展開がずっと続いている中で、しっかりと外から伸びて2着に食い込めたというのが、地力強化と言いますか、しっかりとレースができるようになってきたなと思いました。
ずっとスタートに課題がある馬でしたが、精神的に馬自身がどっしりとしてきました。いつもソワソワとしてタイミングが合わなくて出遅れていたのですが、前走はゲート内でもすごく落ち着いていて、開いた瞬間は今までで一番ちゃんと反応して自分から出ようとしていました。スタート直後の1、2歩でトモの弱さもあって少しバラバラとした感じで遅れはしました。リズムに乗ってからはスッと取り付けました。途中まではしっかり伸びてくるだろうなと思って見ていました」

(今回のレースに向けて)
「今回は京都の内回りの2000mに変わるので、直線が平坦なのはサラキアにとってはプラスに働くのではないかと思っています。小倉の小回りで自分から動いて競馬をして強い内容で勝ったので、その辺も含めて京都の2000mはプラスに出るのではないかと思っています。
スタートが課題にはなりますが、レースの作戦は全部騎手と馬に任せています。
(スタートについて工夫は)何もしていません。とりあえず精神的に追い込まないようにだけ気を付けています。デビュー前などは結構頑張って練習したのですが、あまり上手くいかなかったというのもあってデビューが遅れてしまいました。これ以上やっても馬を追い込むだけだなと思ったので、もう競馬で慣れていってもらおうと思って、あまりゲート練習はしていません。
精神的に落ち着いてきています。馬が競馬に向けて、苦しいのではなくて走るのが楽しいと思ってきてくれていれば良いなと思います。
やはり強い馬はたくさんいますが、アーモンドアイよりも後ろにいたら多分厳しいだろうと思うので、最初の位置取りがすごく重要になってくると思います。
ここまで本当にすごく順調に来られています。強い馬がたくさん出てきて、一気に厳しいレースになると思いますが、全てが噛み合えばチャンスは十分にあると思っています。残り数日しっかりと万全の状態で出走できるように管理していきたいです」

(取材:米田元気)

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