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 万馬券を愛する皆さん、いよいよ夏競馬です。まだ春競馬のおまけとも言える宝塚記念は残っていますが、今週からは北海道シリーズ、函館競馬がスタートします。夏競馬本番前に5月に出た100万円を超える払い戻しとなったレース、WIN5の結果とそれぞれの実況担当者は以下の通りです。

5月 6日(日)京都・  鞍馬S  3連単106万6810円 (実況担当・檜川)
5月12日(土)新潟・ 3レース  3連単106万5020円 (実況担当・小塚)
5月19日(土)京都・ 6レース  3連単101万7550円 (実況担当・山本直)
5月20日(日)新潟・ 3レース  3連単271万8990円 (実況担当・佐藤)
5月27日(日)東京・東京優駿  3連単285万6300円 (実況担当・中野)

★5月 6日(日) NHKマイルカップ&新潟大賞典
東京 10R(3番人気)・11R(6番人気)          ...山本直アナ
京都 10R(5番人気)・11R(12番人気)         ...檜川アナ
新潟 11R(5番人気)                    ...大関アナ
<払戻金> 1億327万6720円

★5月13日(日) ヴィクトリアマイル
東京 10R(5番人気)・11R(8番人気)          ...山本直也アナ
京都 10R(5番人気)・11R(3番人気)          ...檜川アナ
新潟 11R(2番人気)                    ...小塚アナ
<払戻金> 1029万3460円

★5月20日(日) オークス
東京 10R(5番人気)・11R(1番人気)          ...小塚アナ
京都 10R(3番人気)・11R(2番人気)          ...山本直アナ
新潟 11R(1番人気)                    ...大関アナ
<払戻金> 29万5190円

★5月27日(日) ダービー
東京  8R(1&4番人気)・9R(1番人気)・10R(5番人気) ...中野アナ
京都  9R(1番人気)・10R(3番人気)           ...檜川アナ
<払戻金> 41万8600円&203万8620円

 まず、月間MVPの発表です。1つの基準として、300万以上の大万馬券を実況していない者はMVP候補として選考会で議論されないのですが、今回は2人が候補となりました。それは佐藤アナと中野アナです。

 中野アナはやはりダービーが評価されました。日本ダービーのレコードとなった3連単285万6300円、3連複の52万1600円、さらにワイドでもレコードが出て3万4420円!我々万馬券愛好家としては荒れてくれることは嬉しいのですが、まさかあれほどの高配当が出るとは本当に驚きました。勝った馬は皐月賞では1番人気になった馬で、2着は皐月賞馬。3着は16番人気という人気薄で、荒れたとは思いましたが、まさか285万になるとは予想外でした。

 そして、佐藤アナは新潟のレースを実況したことが注目を集めました。あの3歳の牝馬限定の未勝利戦は15頭立ての15番人気の馬が勝ちました。単勝は1万8330円。年に何度かある単勝万馬券です。しかし、このノーブルエイムという馬は、過去3戦すべて二桁着順でした。デビュー戦は芝のレースで16着。2戦目からダートを使われて、2戦目は中京のダートの1800メートル戦で11着となり、3戦目は1200メートルで後方ままというレースでした。そして前走は2戦目以来のダートの1800メートル戦を逃げ切ったのです。選考委員からは、「あのレースで、ノーブルエイムを1着にする馬券は私には考えられなかった。馬の着順だけで判断するようでは大万馬券を手にすることは永久に出来ない、ということを教えられたレースだった」という意見が出ました。

 この過去3戦二桁着順の馬が勝ったレースを実況した佐藤アナと中野アナがMVP候補となったのです。そして、MVPは中野アナに決まりました。「他のレースならともかく、栄えあるレースで300万近い大万馬券が出たということは事件だ。それを実況したのだからMVPでいいだろう」という意見や「中野アナは去年106万4360円となった皐月賞を実況したので、これで『三冠』に王手をかけたわけだ。秋の菊花賞が実に楽しみだ」という意見も出ていました。『ナニワの巨砲』と呼ばれる檜川アナは、「関西の牝馬限定GIレース完全制覇」(桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯、阪神ジュベナイルフィリーズでの100万を超えるレースを全て実況)を達成しています。その檜川アナと肩を並べる快挙を成し遂げるのか?『ミスター落雷』、中野アナの今後に注目です。

 リーディングでは首位が変わりました。長くトップの座にいた山本直アナが7割9分2厘で2位となり、2位だった山本直也アナが5月は打率を上げて8割2厘で首位に立ったのです。「W山本」の争いは今後も続きそうです。その後は変わらず、3位が7割7分6厘の大関アナ。4位が7割5分4厘の小塚アナとなっています。

 殿は変わらず米田アナです。打率を6割7分ちょうどまで上げたものの、やはり6割台では殿から脱出するのは難しいでしょう。ブービーは7割1分1厘の佐藤アナです。佐藤アナは毎月順位を下げています。その後はブービーから1つ順位を上げた檜川アナで打率は7割2分ちょうどとなっています。

 さぁ、これから楽しみな夏競馬本番を迎えます。しかし、夏本番よりも7月を前にした今ぐらいの時期が一番楽しいのかもしれません。私は函館ではここに行き、小倉ではこれを楽しみ、札幌ではこれを食べようと毎日考えています。旅行を計画した鉄道マニアの人が、時刻表であれこれ楽しく乗る電車を考えている時の気持ちはこんなものでしょうか?しかし、充実した夏を過ごすためにはそれなりの資金が必要です。梅雨時の鬱陶しい曇り空を吹っ飛ばすような会心の一撃、素晴らしい万馬券を手にするために頑張りましょう!

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