お知らせ:

競馬実況web

 27日(日)に東京競馬場で行われる第85回日本ダービー(GI)に出走するブラストワンピース(牡3、美浦・大竹正博厩舎)について、大竹正博調教師のコメントは以下の通り。

※大竹調教師は開業10年目でダービー初挑戦
「先週しっかり追い切って、今日もジョッキーに任せようという事で、軽めでも強めでも乗った感触で判断してとお願いしていました。昨日の段階でも体重が重かったので、そこを考慮してしっかり追い切ったのでしょう。迫力があって良い動きでした。攻めの姿勢を貫くことと、ケアしてしっかり守るという部分も考慮して調整してきましたが、しっかり出来たかなと思います。

 毎日杯は初めて1番人気になりましたが、それにふさわしいパフォーマンスをしてくれました。いつも競馬の後は背腰に疲れが出るので、前走後もいつものようにノーザンファーム天栄に放牧に出して、ケアにつとめながらしっかり乗ってもらいました。帰ってきてからも同じパターンで調教を積んできています。

 (成長を感じる部分は)今度で4戦目になりましたが、前走はちょっと気負っているのかな、と感じる面がありました。その辺りも天栄で馬場の中を1頭で歩かせたり、キャンター以外の部分でのメンタル面をしっかり整える作業をしてきて、精神面の成長がかなり伺えると感じています。(この馬の一番の強みは)自在性ではないでしょうか。東京2400mはタフな舞台だと思いますが、ダービーを一度勝っている池添騎手の腕に乗っていければいいなと思っています。

 (厩舎開業以来、ダービー初挑戦への思いは)開業して10年、ダービーは管理馬を送り出すのも難しいのだなと痛感させられました。その中で人気の一角になる馬を送り出せるというのはとても光栄に感じます。今までGIに出させて貰ってきて、取りこぼしたのかもしれないと感じるレースも、中にはあったかもしれません。ただ気負わず、極端に言えば未勝利戦、という気持ちで臨めば良い結果も期待できるのかなとも感じています。

 やはり当事者が舞い上がってはいけない、と思っているので自然体で臨みたいです。そんな様子を競馬場で見て頂ければ、予想の判断にもなるのかなという気持ちです。ぜひ応援をよろしくお願いします」

(取材:大関隼)

お知らせ

お知らせ一覧