5月20日(日)に東京競馬場で行われる第79回優駿牝馬(オークス・GI)に出走を予定しているトーセンブレス(牝3歳、美浦・加藤征弘厩舎)について、追い切り後の柴田善臣騎手のコメントは以下の通り。
(1週間前追い切りに騎乗したということですが、そのときの感触は?)
「桜花賞を使う前より、先週の時点で(状態が)アップしているような感じでした。息づかいがよかったですし、精神状態も大人びてきてどしっと構えていました」
(デビュー戦からコンビを組んでいますが、初めてこの馬に乗ったときの感触は?)
「デビュー前の調教から乗っていて、その時点でかなりの馬だなという感触はありました。だから大事に行きたいなという気持ちはありました」
(そこからの成長具合は?)
「デビュー戦からの成長は、少し遅いかなと感じましたが、ここへきて精神面や体力面で追いついてきた感じですね。ただ、まだまだ良くなると思います」
(距離については?)
「距離はみんな同じ条件ですし、未知の領域なのでこれはやってみないとわからないというのがみんな思っていることだと思います。距離はみんなが走ったことのない2400メートルになることは楽しみです」
(スタンド前発走は心配ですか?)
「心配は心配ですが、フラワーカップで一度経験していますし、ゲートで悪さをする馬ではありません。加えてここへきて精神状態も落ち着いてきているので、どしっと構えられるのではないかという気持ちでいます」
(ライバルについては?)
「負けてはいますが、自分の馬もかなりの能力を持っていると思います。現時点での状態が良いですし、これまでより成長しているので追いついているのではないかと思います」
(イメージしているレース運びは?)
「馬のリズムでいくことでしょうね。スタートからリズムよく落ち着いて走れれば末脚は使える馬なので、落ち着いて臨ませてあげたいです」
(折り合いも重要ですね)
「とにかく馬の邪魔にならないよう頑張ります。逆転できるようなレースを楽しみにしています」
(取材:小屋敷彰吾)