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4月29日(日)に京都競馬場で行われる第157回天皇賞・春(GI)に登録しているクリンチャー(牡4、栗東・宮本博厩舎)について、鞍上の三浦皇成騎手のコメントは以下の通り。

(騎乗依頼があったのはいつ?)
「日曜日のレースが終わった後でした。一週間の競馬が全部終わって、一段落ついたところだったので、驚きでしかなかったです。
このような形で依頼が舞い込んだのですが、私を選んで下さったということで本当にオーナーに感謝しかなかったです」

(馬のイメージは?)
「前走までは、どちらかというと少しまだズブさというか、一線級でやっている馬たちに比べるとまだ幼さや、反応の鈍さがあるのかなと思っていました。かえってそれが競馬で良い方に出ていると思いました。ただ、前走を見る限りではいろいろ気を付けて乗らなければいけないなと思っていました」

(最終追い切りを振り返って)
「馬はしっかりと乗り込んで仕上がっているという話でした。今日の追い切りは単走で、コンタクトをしっかり確認してほしいという指示でした。あいにくの雨だったので、馬場がいつもより悪いと思いましたし、その辺が心配でした。そういう意味でもいろいろと気を付けながら乗りたいと思っていました。
ずっと坂路まで常歩で行きましたが、扱いやすい馬というか、すぐにコンタクトが取れましたし、跨がってみても確かにGIを獲りに行くぐらいの良い馬だなという背中をしていました。
無理をしないように、最後まで良い走りを持続できるようにと思っていました。時計は55秒を少し切るぐらいで、逆に少し物足りないかなと思うくらい、もっと良い時計が出るような感じでした。馬が仕上がっているという話だったので、どういう時に馬がどのような反応を見せるのかという確認をしたかったのです。その意味では良い追い切りができました。初めてでしたが、改めてすごく良い背中をしているなという感触は掴めました。
(馬の特徴を)癖と捉えるか、逆に良さと捉えるかは、初めてタッグを組ませていただくので、セールスポイントだと思いたいです。気持ちの乗りが良いように競馬で持っていけたらと思っていますので、何も心配はしていません。
良い走りを最後までずっと持続できていましたし、良い感触を掴めたのではないでしょうか。
(宮本調教師からは)自信を持って乗ってほしいと言われました。調教師もそうですが、オーナーも含めて皆さんが勝ちに行く気持ちがすごく伝わりました。私もその中で手綱を任せていただいた以上、勝ちに行きたい気持ちです」

(今回のレースに向けて)
「一番大事なのは馬のリズムと、コースロスなく立ち回ることです。枠順も含めてですが、この馬が3200mを気持ち良く走り切れるように導きたいです。
やはり内枠の方がイメージはつきやすいです。しかし、あまりその辺は気にしていません。本当に良い感覚が掴めたので、どの枠でもリズム良く走れれば、間違いなく良い結果が付いてくるのではないかと思っています。
このような形で急遽、依頼をいただきましたが、しっかりとこの馬の競馬をして、勝ちに行けたらと思っています。応援よろしくお願いします」

(取材:米田元気)

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