22日(日)に東京競馬場で行われるフローラステークス(GII)に出走を予定しているファストライフ(牝3歳、美浦・青木孝文厩舎)について、中尾政宏調教助手のコメントは以下の通り。
(前走フラワーカップを振り返ってください)
「初めての中山と初めての1800mということで不安はありましたが、道中しっかりと折り合いがついて、しまいもしっかり走れました。距離が伸びても折り合いがついたので、思いの外、距離は伸びても大丈夫なのかなという印象を受けました」
(中間の様子を教えてください)
「フラワーカップを含めて3回レースを使ったので、立て直すために厩舎調整ということで少し楽をさせました。そこからはフローラSを目標に順調にきています」
(特に気をつけて調整したことは?)
「レースが近くなると馬自身が自分で体を作ることができるので、あとはそれを邪魔しないようにすることだけ注意して調整してきました」
(どういった性格の馬でしょうか?)
「素直で、手のかかるような馬ではないので特に困ることはありません。競馬も一生懸命走りますし、注文をつけるところは一つもないですね」
(今朝の最終追い切りには大野騎手が騎乗しましたね)
「先週水曜日と週末で2本の追い切りを自分が跨ってビッシリやったので、今日は調整程度でかまわないということを大野騎手に伝えていました。注文がなく、動きも良かったとのことでした」
(仕上がり状態)
「中4週にはなりますが、冬毛がすっかり抜けて見栄えが良くなりましたし、状態に関しては間違いなく前走よりは上向いていると思います」
(東京芝2000mという条件について)
「血統的な背景もあり、初の2000mは少し不安ですが、東京競馬場は未勝利を勝っている舞台ですし、相手なりにやれるのではないかなと思っています。前走のフラワーカップで道中の折り合いは問題ないことがわかったので、うまく立ち回ってくれればチャンスはあるのではないでしょうか」
(スタートは苦手でしょうか?)
「二の脚はありますが出がそこまでいいわけではないので後方からの競馬が続いています。ただ大野騎手もこの馬の癖をつかんできているので前走くらいのスタートが切れればと考えています」
(厩舎待望の重賞初制覇に向けて意気込みを)
「チャンスある馬だと思いますので、距離の壁をうまく超えて頑張ってもらえれば良いなと思います」
(取材:小屋敷彰吾)