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 15日(日)、中山競馬場で行われる皐月賞(GI)に出走するステルヴィオ(牡3、美浦・木村哲也厩舎)について、追い切り後の木村哲也調教師のコメントは以下の通り。

「今朝の追い切りはいつも通りに走れるか、という所を見たかったのですが、いつも通りに走ってくれていました。(前走後は)厳しい調教を積んで厳しい競馬をしてどうかな、とは思ったのですが、日を追うごとに馬に活力が出てきました。終わってみればそんなに疲れはなかったのかなという印象です。

 この中間は明日の調教はどうしようかと考えても、明日にならないと分からないだろうなという考えでやってきて、青写真通りかと言われると半信半疑な面はあったのですが、馬は健康に楽しく来ているのかなという気がします。(メンバーを見渡して)ダノンプレミアムが回避するというニュースを聞いた時には、自分自身ショックでした。大変なことですし、逆の立場になることもあり得る訳ですから...。オーナーや関係者の心中を察すると、正直にチャンスが来たという心境にもなれなかったですし、今もその気持ちは変わらないです。あの馬のことをリスペクトしていて、歴史に残る馬だと思っていますし、変な競馬は出来ないなという気持ちです。

 (2000mに関しては)距離不安であったり、父親(ロードカナロア)に関することは聞かれるのですが、不安はないと思っています。1800mよりは2000mの方がこの馬にとっては楽なのではと思っています。前走ではスタートが決まって、最初のコーナーまでにリズムに乗れていましたが、それが2回連続で出来るかとなると...。仮にマイナスの方向に行ったときにリカバリー出来るのは2000mの方かなと考えています。

 (結果次第でこの先の路線も決まりそうですか?という問いに)その都度、馬がいい状態でレースに臨めるようにということを考えていますし、先と言うよりは今週の日曜日、トップコンディションで臨むにはどうすれば良いか、ということを考えたいです。

 (先週の桜花賞を勝って、ロードカナロア産駒に勢いがありますが、という問いに)凄いですよね。やっぱり強いな、と思っていますし、これからの日本の生産界を背負う種牡馬になる可能性もある馬ですから。お父さんの名前を汚さないように頑張りたいな、という気持ちもあります」

(取材:大関隼)

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