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28日(水)、川崎競馬場(曇・良)で第64回エンプレス杯(JpnII・2100m)が行われ、好位のインコースを進んだJRA所属・4番人気のアンジュデジールが、直線は外に持ち出して差し切り重賞2勝目を挙げた。勝ち時計は2分16秒3。鞍上は横山典弘騎手。

接戦となった2着争いは、JRA所属・1番人気のプリンシアコメータが2着となり、JRA所属・6番人気のサルサディオーネがハナ差で3着に続いた。大井所属のラインハートが4着で、地方所属馬の中では最先着となった。JRA所属・2番人気のミッシングリンクは6着だった。

アンジュデジールは父ディープインパクト、母ティックルピンク、母の父フレンチデピュティという血統の牝4歳黒鹿毛馬。JRA栗東・昆貢厩舎の管理馬。通算成績は13戦4勝。昨年7月に行われたスパーキングレディーカップ(JpnIII)以来の勝利で重賞2勝目となった。

~レース後の関係者のコメント~
1着 アンジュデジール(横山典弘騎手)
「うれしいです。作戦はいつも通り、何もなかったです。リフレッシュして、休む前と比べると雰囲気が良かったです。休む前はもたついていた最後の動きも切れ味を増していました。素晴らしい変化をしてくれました。今後も無事に行ってくれるといいです」

1着 アンジュデジール(昆貢調教師)
「短期放牧に出していましたが、スッキリと仕上がっていいレースができるかなと思っていました。ですが、2100メートル戦で絶対的な自信はなかったです。(南関東では好走が続いていますが)偶然のこととは思いますが、イメージはいいです。今日勝ったことで選択肢は広がりますが、昨年勝ったスパーキングレディーカップの連覇は狙っていきたいと思います」

2着 プリンシアコメータ(岩田康誠騎手)
「自分のレースは出来ました。よく走ってくれています。3コーナーで置かれた分の差でしょうか。展開次第です」

3着 サルサディオーネ(丸山元気騎手)
「切れる馬ではないので、3コーナー過ぎからじわじわと上げていくイメージでした。左回りの方が走りやすいのかなと思います。頑張ってくれました。控えていい競馬だったことがないので比較はできませんが、追走する形で嫌気をさすよりは、自分で行った方がいいのかなと思います」

4着 ラインハート(笹川翼騎手)
「(上位との)差は詰まってきています。レースは予定通りの位置から出来ました。思ったより小回りもこなしてくれて、レースを覚えてきています。2100メートル戦ですが、1200メートルの競馬をするようなイメージで乗りました」

(取材:山本直)

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