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 25日(日)に阪神競馬場で行われる第62回阪急杯(GIII・芝1400m)に出走するレッドファルクス(牡7歳、美浦・尾関知人厩舎)について、追い切り後の尾関知人調教師のコメントは以下の通り。

「(マイルCSを振り返って)マイル戦は安田記念でも頑張ってくれましたが、1600mのGIとなると、全てが噛み合わないと上位に来るのは難しいのかなという印象でした。それでも0.4秒差ならよく頑張ってくれたと思います。マイル戦がダメという訳ではありませんが、この馬にとってはギリギリの距離で直線が平坦、という要素もあったのかなと思います。

 前走後は阪神カップというレースもありましたが、GIを走った後の状態を見て、高松宮記念にフレッシュな状態で行けるのかということを考えました。GIの後はそれなりの疲れもあったので、一度山元トレセンへ放牧に出して、疲れを取ってから立ち上げました。

 やはり目標は高松宮記念なので、レース前にしっかり作るけれど仕上げすぎず、この後フレッシュな状態でGIに行けるように、という事はこの中間意識しました。今朝の追い切りは単走で、先週しっかりやったので気持ちも入ってきましたし、これ以上気持ちが入り過ぎないように終いの反応を見るようにしました。時計的に最初もう1秒くらい速く入りたかったかな、という気持ちもありますが、方向性として速くなり過ぎるよりはいいかな、という感じです。厩舎に戻ってきてからも順調ですし、1週前追い切りの反応も、去年秋のレースに向かう時の1週前より素軽いような走りでしたね。順調に来ていると思います。

 スプリンターズステークスを見ても、坂で最後にみんなが苦しくなる所からこの馬の末脚が生きるので、直線に坂のある阪神は良いと思います。1200m戦のように急かさなくていいので、1400mはこの馬にとって一番レースがしやすいでしょう。最優秀短距離馬に選ばれて最初のレースですし、前哨戦でも皆さんに納得して頂けるレースをしたいな、と思っています」

(取材:木和田篤、大関隼)

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