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12月24日(日)に中山競馬場で行われる第62回有馬記念(GI)に登録しているサトノクラウン(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)について、追い切り後の堀宣行調教師のコメントは以下の通り。

(最終追い切りの狙いは?)
「先週まだ少し鈍いところがあったので、今週にその部分を補おうと考えていました。また先週追い切った後は週末に速い時計を出さなかったので、追い切りと追い切りの間隔や負荷を考え、水曜にポリトラックで追い切りました」

(動きを見ての感想は?)
「先週より今週のほうが良くなっていて、いい状態に持ってこられたかなと思います」

(先週、今週とポリトラックでの調教。これまでにないパターン、その狙いは?)
「大きな理由は2つあり、1つはメンタル面です。この馬の難しいところは走る気をどのようにコントロールするのかということです。普段乗っているウッドチップや坂路には慣れてしまい、ゴールのところで自分から気を抜いてしまう部分が目立ってきたので、少し刺激を与えたいという考えがありました。もう1つの理由として、この馬は仙腸関節が大きくずれていて背腰の疲れが残ってしまうので、ウッドチップよりポリトラックのほうが負担が少ないと考えました」

(前走を振り返ると)
「ジャパンカップは、状態としては天皇賞(秋)と同じくらいだったのではと考えています。馬場状態とペースの中での位置取りなどが噛み合わなかったのではないかと思います。1度脚を使ってしまうと、気の悪いところを出して、負けるときは大きく負けてしまうというこの馬の悪いパターンが出てしまいました。その意味では、それほど悲観していません」

(久々の中山と2500mという距離は?)
「坂は苦にしないと思いますが、2500mは少し長い気がします。そのあたりは馬場状態をはじめ、相手関係や枠順などを踏まえた工夫が必要かと思います」

(久々にムーア騎手とのコンビですが、何かコンタクトはとっていますか?)
「前走の敗因や、そのレースの中で感じたことなどなどの話はしました。ムーア騎手は現在イギリスにいるのでこのレースに向けての話はまだしていません」

(春秋グランプリ制覇に向けてファンにどのようなレースを見せたいですか?)
「繊細なところがある馬ですがなるべく良い状態でレースに出走できるよう努めて、ホースマンシップに則った良いレースを見せられたらと思います」

(取材:小塚歩・小屋敷彰吾)

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