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12月24日(日)に中山競馬場で行われる第62回有馬記念(GI)に登録しているシュヴァルグラン(牡5、栗東・友道康夫厩舎)について、鞍上のH・ボウマン騎手のコメントは以下の通り。

(有馬記念を迎える今の気持ちは?)
「ジャパンカップが非常に良い結果に終わりました。レース前にはこの馬の状態が非常に良いと思っていました。勝った後も状態が良いと聞いています。期待して臨みたいと思っています」

(前走のジャパンカップ1着を振り返って)
「前回は馬の状態が良いという中で、初めて乗りました。馬に乗ってみて、実際のレースで全然パワーを消耗することなく、道中もずっとかからず、折り合い良く走れたというのが、今回の有馬記念にも当てはまるでしょう。そうなれば中山の2500mもこなしてくれると思います。
シュヴァルグランが良い状態で4コーナーを回った後、トップスピードに入るまでに時間がかかる馬だとVTRを見た段階では思っていましたが、実際には思った以上にギアの入りが良くて、グンと加速して、長く良い脚を使えました。そこが過去よりも良くなった点だと思います。それがトリッキーな中山のコース、距離で生かされればと思います」

(自身がワールドベストジョッキーに選ばれたことについて)
「ジャパンカップを勝ってポイントがいくら入ったか、細かいことは分かりませんが、それでチャンピオンになれたことはすごく光栄なことです。自分によっては有意義な一年でした。まだ(今年は)残っていますので、最後の最後に有馬記念でもっと良いパフォーマンスを皆さんにお見せできればと思っています」

(今回のレースに向けて)
「まず有馬記念というレースは、ファンの方が出走馬を選ぶ部分が他のレースと違うと感じます。お祭り的で、ファンの熱狂が一番伝わります。日本のファンの熱狂度は他の国とは全然違います。他の国よりも強いです。それがより強いのが有馬記念だと思います。2015年にトーセンレーヴに乗った時もそれは現場で感じました。
トリッキーなコースだと思う一番の理由は、直線が短いにもかかわらずカーブがシャープであるというところです。難しいと思います。ただ、シドニーで自分が乗った競馬場でもよく似た所がありますので、全く初めてというわけではありません。そこは自分としても力を発揮したいです。
(この馬に合ったコースかは)まだ乗っていないので、まだ分かりません。
(キタサンブラックは)もちろん出走馬の中で一番の強い馬だと思います。まずキタサンブラックの良い所はどこからでも競馬ができる所。折り合いはつきますし、問題のない馬です。自分自身、キタサンブラックを非常にリスペクトしています。結果としてジャパンカップでは勝ちましたが、負けていてもおかしくはなかったぐらいですし、それが心配点です。
基本的には、今作戦を言えるような場面ではなく、枠順が出てからです。前回はキタサンブラックの枠が自分の枠に近かったというのもありましたので、マークがしやすかったです。それが枠順によって変わると思いますので、今の段階ではまだ分からないです。
もちろん馬の状態にもよると思いますが、当然厩舎の皆さんがベストに仕上げていると思います。前回と同じ、あるいは前回以上の状態でレースに臨んでくれると思いますので、スムーズなレース、フェアなレースで皆さんの期待に応えたいです」

(取材:米田元気)

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