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川崎競馬場(天候:晴、馬場:良)で行われたダートグレード競走・第68回全日本2歳優駿(JpnI・ダート1600m)は13頭(10番ダモンデは競走除外)によって争われ、JRAのルヴァンスレーヴがデビューから無敗の3連勝でJpnIを制覇した。

1番人気でJRAのルヴァンスレーヴはスタートで少し後方からとなったが、4コーナーではあっという間に3番手集団まで追い上げ、直線鮮やかに抜け出した。勝ちタイムは、1分41秒6。道中はルヴァンスレーヴと同様のポジションから追ったJRAのドンフォルティスが2着。そして3着に船橋のハセノパイロが食い込んだ。2番人気でJRAのハヤブサマカオーは10着だった。

ルヴァンスレーヴは、JRA美浦・萩原清厩舎の2歳牡馬。父シンボリクリスエス、母マエストラーレ(母の父ネオユニヴァース)という血統で、通算成績はこれで3戦3勝。今回が初めての重賞挑戦だったが、見事JpnIを勝利した。

<レース後の関係者のコメント>
1着 ルヴァンスレーヴ(M.デムーロ騎手)
「とても嬉しいです。初めて乗った時からびっくりしましたし、凄く良い馬です。いつもと同じでスタートはあまり良くなかったのですが、いい脚を使ってくれました。乗りやすくて賢い馬ですし、直線も余裕がありました」

(萩原清調教師)
「ホッとしました。今日もいいパフォーマンスを見せてくれて良かったです。スタートは少し遅かったのですが、追い上げて行って4コーナーでも凄い脚でしたから、この馬の能力を見せてくれたのかなと思います。直線もしっかり走ってくれました。今後に関しては、オーナーと相談して決めます」

2着 ドンフォルティス(武豊騎手)
「3コーナーでの不利が大きかったです。もったいないレースになってしまいました。ただ、一戦ごとに走りは良くなっていますし、先々が楽しみです」

3着 ハセノパイロ(本田正重騎手)
「上位の2頭は抜けていましたね。それでも乗りやすい馬で、期待通りの走りをしてくれました。まだまだ良くなりそうです」

4着 ダークリパルサー(戸崎圭太騎手)
「気をつけてはいたのですが、前半少し興奮していた感じでした。その辺りが成長してくれば、もっと良くなってくるでしょう」

10着 ハヤブサマカオー(C.ルメール騎手)
「2番手からでも良い感じでしたが、深い馬場で動けませんでした。ベストは1400メートルで1600mは長いかもしれません。最後は反応がありませんでした」


(取材:大関隼)

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