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 19日(日)に京都競馬場で行われる第34回マイルチャンピオンシップ(GI)に出走するレッドファルクス(牡6歳、美浦・尾関知人厩舎)について、追い切り後の尾関知人調教師のコメントは以下の通り。

「(スプリンターズSの後をここに決めた理由について)オーナーとも相談をしたのですが、安田記念で頑張ってくれたということが大きかったですね。あとはこの馬のさらなるチャレンジ、と言ったところでしょうか。スプリンターズSもしっかり勝ち切ってくれたので、この馬にまたさらに勲章を加えてあげたい、という気持ちもありました。

 前走後は予定通り一度山元トレセンへ放牧して、馬の状態をチェックして貰いました。最終的な決断は少し遅くなったのですが、これなら行けると判断して美浦へ戻して、ピッチを上げて調整してきたという感じです。

 (今朝はダートコースで追い切りましたが)何回か最終追い切りをダートでした事もありますし、安田記念の時もそうでしたから。前回は中山という事を考えてウッドコースで、万が一内を突かないといけない事態になってもと思って内目からという調教をしましたが、今回は京都の広いコースですから、ウッドよりは長い距離を追い切りたいなという気持ちもありました。昨日雨が降ったのでどうしようかなとは思ったのですが、今朝馬場を歩いてみたら結構良いコンディションだったので、そこでダートにしました。

 (クリスチャン・デムーロ騎手とはどんな話を)おそらく美浦のDコースで調教、というのは初めてだと思うので、ハロン棒の確認をしたり、こんなイメージで追って欲しいという話をしました。あとは後ろの方がちょっと弱いので手前が替えづらい所はある、という話はしました。スムーズに折り合いはついていましたし、コーナリングが右回りだと少しスムーズさを欠くような所があって、4コーナーから直線に向く所ではそんな感じでしたが、それは初めての騎乗だったからという面もあったと思います。手前を替えてからはしっかり、良い伸びでしたし、感触も含めて掴んで貰えたかなと思います。

 (初の京都は)正直、4大場の中では一番向かないような気もします。そこは能力と、しっかり調子を上げてという所だと思います。やはり下り坂をこなしてくれるかと、直線が平坦なのがどうかですね。この馬が凄い脚を使ったとしても、前もなかなか止まらないとなると...。今までは坂でグンと伸びて来る馬でしたから、そのあたりはやってみないと分からないですが、この馬の力を出せる状態にはあります。お父さん(スウェプトオーヴァーボード)が先日亡くなりましたし、今後この馬が(後継の)種牡馬入りするにあたって、という事も意識しないといけないのかなとも思いますが、まずはこの一戦に向けてしっかりやって行きたいですね」

(取材:大関隼)

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