お知らせ:

競馬実況web

 18日(土)に東京競馬場で行われる第22回東京スポーツ杯2歳ステークスに出走を予定しているワグネリアン(栗東・友道康夫厩舎)について、デビューからの2戦に騎乗し今回も騎乗予定の福永祐一騎手のコメントは以下のとおり。

・デビューからの2戦を振り返ってください。
比較的小さな馬で(デビュー前から)動きは悪くなかったのですが、初戦では思った以上のしっかりした走りでした。乗っている感覚以上に上がりタイムも速く、負かした相手も次に楽勝しましたし、中身の濃いレースでした。
2戦目は馬場が悪かったのですが、若いうちからいろんな状況を経験するのはいいことだと思っていました。初戦が硬い馬場でとても速い上がりタイムのレースでしたが、それとはまるっきり違う馬場でどんな走りをしてくれるか楽しみでした。レースではスイスイ走っていましたね。

・現時点での課題は何でしょう。
まだ馬群の中で揉まれた経験はしていないし、小柄な馬ですが加速に時間がかかるところでしょうか。厳しいタフな競馬を経験させたいのですが、今回も頭数は少ないようですね。ここまでは結果をしっかり出して来ているので、あとは強い相手にどれだけやっていけるかでしょうね。

・他の馬との違いはどんな所にあるでしょう。
スピードに乗ってからの走りでしょうか。ブレの少ない走りをします。

・先週、調教(ウッドチップコース)で騎乗した感触はどうでしたか?
この馬は調教で動くんですよ。だから相変わらずいい動きでした。ただ、だんだん気が入ってきて調教ではムキになる面が出てきています。
今回のレースは初めてレース前日の長距離輸送で臨みますから、そこでどれだけ馬体を維持できるのかということと、テンションがどうかということでしょう。気負いやすいところがありますので、東京に遠征して(長距離輸送を)経験させるのは大きな意味があると思います。

・東京の1800メートルのコースはどうでしょう。
この馬にとって能力を発揮しやすい条件ですね。今の課題は馬群と距離(今後の距離延長)と(輸送での)馬体の維持でしょう。そのうち今回は長距離輸送だけがポイントになります。今回のレースがいい経験になってくれればいいと思います。

(取材:佐藤泉)

お知らせ

お知らせ一覧