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 10月29日(日)に東京競馬場で行われる天皇賞(秋)(GI)に出走予定のサトノクラウン(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)について、追い切り後の森一誠調教助手のコメントは以下の通り。

―追い切りの狙い、動きの評価は
「しっかりと調整過程を踏んで、先週は長めに6ハロンから追い切って、順調に調整は進んでいます。今日の追い切りは単走で半マイルの追い切りになったのですが、これは馬の内面(テンション)を上げたくないということと、特に人間と馬とのコミュニケーションを他の馬に影響されることなく取っていきたいということです」

―宝塚記念から直行での臨戦過程、その理由は
「春に競馬を使っていたので、夏場はしっかり休ませたいというところと、この馬自身、休み明けでも能力を発揮できるので、今回は休み明けでいきなりGIになりますが、このローテーションを選択することになりました」

―調整過程で重視したポイントは
「この馬自身、我の強いところがある馬でして、普段の調教、また馬房内での馬の取り扱いを含めて、特に人間と馬とのコンタクトといいますか、馬の意識を人間に向けることを重視して調整を進めてきました」

―香港ヴァーズを勝った後、どんな変化が
「2歳の時から毎年重賞を勝っているように、すごく能力の高い馬ですが、少し我の強いところがありました。年齢を重ねるにつれて、気持ちと身体のバランス、コントロールがうまく噛み合ってきたところが結果に繋がっているのかな、と思います。丸くなったといいますか、いい成長をしているといいますか、うまくバランスが取れてきたな、と感じています」

―東京芝2000メートルは
「距離の2000メートルも十分守備範囲だと思いますし、東京コースは脚質に合っていると思います。一昨年、昨年と結果は出ていませんが、馬の状態も今回は違いますし、メンバー構成も違いますし、今回は能力を発揮できると思っています」

―年内の予定は
「先日も年内は国内専念と発表しましたが、具体的なレースについては天皇賞が終わった後、馬の状態を見極めて、調教師とオーナーが相談して決めていくことになると思います。まずは今回、きっちりと結果を出していきたいと思います」

(取材:山本直)

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