29日(日)に東京競馬場で行われる天皇賞(秋)に出走を予定しているグレーターロンドンについて田辺裕信騎手のコメントは以下の通り。
―今朝のコンディションは
「秋にひと叩きして、馬の気合も乗っていますが、前走は今ひとつだった息遣いも良くなっていたので、(コンディションも)前走より良くなっていると思います。いつも通りの大竹厩舎のスタイルで、あの馬も慣れた調教メニューだったと思います」
―前走は
「少頭数の競馬でしたが、メンバーも良かったですし、実際、休み明けでどこまで頑張れるか、というのもありました。上位の馬に食らいついてゴールしていたので、すごい馬だなと思いました」
―今回のカギは
「また距離を延ばす形ですが、ペースに対する折り合いと、中2週というあの馬にとっては短いサイクルの影響がどう出るかは分からないですね」
―瞬発力を生かす流れになれば、というところですか
「この馬は上がりの時計を持っているので、そういう形になるのが一番うれしいです」
―上昇気流に乗る過程で騎乗して来られましたが、期待はありましたか
「元々期待していた馬で、若い頃はツメが弱くてうまく使えない部分もありましたが、このくらい来られそうなところはあったので、ようやく僕も陣営のみなさんも楽しみにしているところだと思います」
―強い相手がいて、格式のあるレースだと騎乗する立場では燃えるのでは
「そうですね、強い馬はたくさんいますが、僕はこの馬も強いと思っていますので、なんとかいいレースをしたいです」
―天気については
「この馬自身、悪い馬場をそこまで経験してないので、なんとも言えませんが、先週の日曜日にグチャグチャの坂路を軽快に上がっていったと調教助手の方から聞きましたので、雨のほうが走るかもしれませんし、そのあたりは分からないです」
(取材:山本直)