２９日（日）に東京競馬場で行われる天皇賞（秋）に出走を予定しているソウルスターリングについて藤沢和雄調教師のコメントは以下の通り。

―今朝の追い切りは
「いつもより時計は少し速かったですが、動きは見ての通り良かったと思います。テンションは前走より落ち着いていたと思います」

―追い切りをルメール騎手に依頼した意図は
「前走は男馬の強い馬たちと競馬させてもらったんですけど、展開は今までと違う競馬になって、結果はとてもがっかりしました。一度使って、動きはどうなったか（ルメール騎手に）見てもらいたくて、来てもらいました。順調そうなので喜んでいます。一度使わせてもらって、先週も動きは良かったですし、こういう形になったのかなと思います」

―前走の敗戦から中２週、中間はどのあたりに主眼を置いていたのでしょうか
「期間は開いていませんが、馬はあの通り、いつもの彼女らしくない競馬だったのですが、ダメージはありませんでした。体重も予定よりは増えていたので、そのあたりもあったのかなと思います」

―前走と比べて上向いている要素は
「春は関西へも遠征していましたが、前回は地元だったのでそのあたりは猶予があって、１度使って、相手は強くなっていますが、気持ちの方も良くなっていると思います」

―オークスを勝った東京競馬場はアドバンテージになりますか
「距離も延びますし、いいと思いますよ。オークスのように距離があったほうがいいと思うので、今回は楽しみにしています」

―理想の展開は
「前走は内枠で押し出された形になって、今までと違う競馬だったので、その辺りに戸惑いもありました。いつもはスタートも上手で、競馬も上手な馬なので、今回は強い馬がたくさんいるので、好位で競馬できたらと思っています」

―古馬相手の勝算は
「３歳も古馬と一緒になるのは大変で、また牝馬となるとさらに大変なレースだと思います。跳びが大きくて東京向きなので使わせてもらいますが、強い馬たちがたくさんいて大変な挑戦だと思います」

―斤量では４ｋｇのアドバンテージがありますが
「それくらいの差があるということだと思います。それだけ大変なレースなんだと思います」

―天気については
「先週のようなことはないと思いますが、あまり重くない（馬場の）ほうが良さそうです。ヨーロッパの血統ですが、思ったほど重馬場は得意ではないみたいです」

―流れ次第ではチャンスもあるのでは
「素晴らしい馬ですし、頑張り屋さんなので、今回はキチッと競馬してもらいたいと思っています。春より大人になってきていると思っています」

―ファンの皆さんへ
「前走はたくさんの人に応援してもらったのですが、残念な結果で、私もがっかりしてますが、素晴らしい馬ですし、何とか頑張ってくれると思うので、また応援してください」

（取材：山本直）