15日(日)京都競馬場で行われる第22回秋華賞(GI)に出走予定のカリビアンゴールドについて、追い切り後の共同記者会見での関係者のコメントは以下の通り。
●小島太調教師
「前走はうまくいっての勝負、仕方がないですね。一瞬抜けてやったかと思いましたが、勝った馬が強かったです。
今朝は控えめにと思っての調教でした。動きには力強さもありますし、コンディションとしては最高の状態で行けると思います。
厩舎にいる時は470kg近くあるのですが、レースにいくと極端に体が減る馬です。今回も前走時と同じくらいの体重になると思います。
オークスは距離が不安でしたし、実際、少し長かったかなという感じでした。今回は守備範囲の距離ですから、少しは期待しています。できれば内枠がいいですね。
私にとっては最後の秋となりますが、特別な思いはありません。馬が急に大人っぽくなってきましたので、そこに期待しています」
●田中勝春騎手
「前走は、自分としては何とか1着を狙っていましたが、結果は残念でした。負けを反省して、次どう乗るか、色々考えています。
この馬は少々繊細なところがあります。でも春よりは大人になっているので、今はそれほど気をつかわなくなりました。春は引っかかったり、折り合い面でも不安がありましたし、集中力が切れると、走らなくなるところがありました。
オークスは、あの馬なりに、いい感じに走れていました。あの頃は完成度が足りなかったと思います。
2000mはこなしてくれると思っています。前走もいい競馬でしたし、大丈夫だと思います。惜しい競馬が続いていますから、今回は何とか勝ちたいと思います。
先週、追い切りに乗って、乗った時に安心しましたし、いい雰囲気できています。折り合い重視、スムーズな競馬をして、何とか良い結果を出したいと思います。相手は強いですが、この馬も良くなっていますから、頑張ってみたいと思います」
(取材:中野雷太)