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1日(日)中山競馬場で行われるスプリンターズステークス(GI)に出走予定のラインミーティア(牡7、美浦・水野貴広厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

○ラインミーティアについて水野貴広調教師

「(前走を振り返って)
思った通りのこの馬のレースが出来ました。しっかり内で脚を溜めて、終いもしっかり脚をのばす競馬が出来たと思います。1000mでいい結果が出ていたのでこだわって使っていましたが、1200mも全く問題ないです。

(ここまでの調整過程)
レース後も疲れを見せず、順調に来ています。問題ないですね。

(最終追い切りについて)
前に馬を置いてリズムを作って、じっとしていて終いだけスッと出るような、実戦をイメージした形で追い切りました。もともと調教は動く馬ですし、いい追い切りが出来たと思っています。状態は変わりなくいい状態ですので、あとはこの馬の競馬をするだけですね。

(ここにきての充実ぶりについて)
この馬の一番いい部分をここ数戦出せているということでしょうか。西田騎手もこの馬のことを分かってくれて、すごく合っていると思います。

(レースについて)
しっかり脚を溜めて終い伸ばす、それであとはどう結果がついてくるか、ですね。馬群を抜けてくるのも全然問題ないですし、そのあたりは強みです。枠はあまり外でなければどこでもいいです。(相手は強くなるが)まだまだ挑戦者の立場ですから、しっかりこの馬の競馬をしてくれればと思っています」

○ラインミーティアについて西田雄一郎騎手(追い切りには騎乗せず)

「(前走を振り返って)
それまでこの馬には新潟の直線1000mでしか乗ったことが無かったので、1200mでどういう競馬をしてくれるか楽しみにしていました。思った以上にいい位置取りで競馬ができたのですが、自分の仕掛けが少し早くて一度進路がなくなってしまったので、もうワンテンポ遅らせていればもっと際どかったと思います。それでも、狭いところを割ってくるようないい根性のある馬なので、外なら外、内なら内といろんな選択肢を持ちながら競馬ができると思います。

(最初にコンビを組んだ印象)
昨年から騎乗依頼を頂きながらたまたま乗れなかったのですが、この馬の直線1000mへの適性などは感じていたので、いいイメージで騎乗しました。正直、春の1000万勝ちのときは仕掛けを遅らされ、自分の中では上手く乗れなかったのですけど、それでいて最後の切れ味で他馬を負かしてしまったので、すごい切れ味があることがわかりました。
その後の2戦は落鉄したり出遅れたりというのがあり、アイビスSDは格上挑戦で、勝ちに行くより自分のペースを守り、切れ味が重賞でどれだけ通用するかを考えて乗っていました。状態も良かったし、全てが上手くいったレースでした。当初、返し馬はムキになることが多かったのですが、アイビスSDの頃からは力を抜いてリラックスして返し馬をできているので、そのあたりは成長しているのかなと思います。

 手の内に入れたかどうかはわかりませんが、自分の中では人馬とも相性がいいという気持ちでレースに臨んでいます。

(レースについて)
GIとなって、相手は強くなるのですが、この馬の切れ味がどのくらい通用するかという楽しみがあります。この馬の切れ味を100パーセント、ミスなくエスコート出来ればという気持ちでいます。どの枠を引いてもどんな展開でも左右されないように、そのうえで結果がついてくればと思います。

(取材:小塚歩)

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