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 浦和競馬場で行われた交流重賞=第28回オーバルスプリント(JpnIII・1400m)は、2番人気のサイタスリーレッド(牡4・JRA)が逃げ切って、初重賞制覇を果たした。勝ち時計は1分25秒1。鞍上の戸崎圭太騎手はオーバルスプリント4連覇。2着は5番人気レーザーバレット(牡9・JRA)、3着は3番人気ブルドッグボス(牡5・浦和)。1番人気のリエノテソーロ(牝3・JRA)は5着に敗れた。

 サイタスリーレッドは、父ダノンシャンティ、母ユメノラッキー(母の父Salt Lake)という血統の牡4歳、栗東の佐藤正雄厩舎の管理馬。当初は芝で走っていたが、今年3月にダートに転じてから4連勝。重賞初挑戦となった前走のクラスターCは3着に敗れたものの、2度目の重賞挑戦で重賞タイトルを手にした。通算成績18戦6勝。

◆レース後の関係者のコメントは以下の通り。

1着 サイタスリーレッド(戸崎圭太騎手)
「以前、芝のレースで乗せて頂いた時から『センスがある馬だな』と思っていましたし、ダートを使うようになってからも凄く良い走りを見せていましたから、良いイメージを持って乗れました。スタートが決まって二の脚も速かったですし、手応え十分に、気持ちよく走っていました。最後も外から来られると、また反応して伸びてくれました。まだ4歳ですし、この先が楽しみです」

(佐藤正雄調教師)
「モンドクラッセが行くのかな、と思っていたのですが、スタートが良かったですし、ジョッキーも早めに、という考えだったのでしょう。前走の盛岡(クラスターC)は久々で余裕残しだった分、最後に息切れしたようでしたが、一叩きした今日は馬体も絞れて、良くなっていました。この後は東京盃にも登録していますが、状態を見て考えようと思います。賞金がどうかと言う面もありますが、オーナーもGIに行きたい、という願いを持っていますし、JBCスプリントを目標にしたいです」

2着 レーザーバレット(岩田康誠騎手)
「4コーナーも上手く捌けましたし、一度は並んだのですが・・・。最後は前が楽をしていた分でしょうか。ただ、まだまだ馬は若いです」

3着 ブルドッグボス(左海誠二騎手)
「スタートで躓いて、苦しい競馬になってしまいました。コースとしては盛岡や大井の1200mの方が合っているかも知れません。それでも今日も頑張ってくれましたし、力負けではないと思います」

(取材:大関隼)

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