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 27日(日)に新潟競馬場で行われる第37回新潟2歳ステークス(GIII・芝1600m)に出走するムスコローソ(美浦・手塚貴久厩舎)について、追い切り後の手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。


「新馬戦は芝とダートの両にらみで、どちらに使おうか考えていました。芝に使いましたがあれほど良い結果が出るとは思わなかったので、嬉しい誤算でした。デビュー戦の内容が非常に良かったので、レースが終わって順調なら新潟2歳ステークスに使いたい、という話はオーナーともしていました。目標をここと決めて、一度放牧でリフレッシュしてから時間もありましたし、ゆっくり仕上げて来ましたが順調に来る事ができました。

 血統的には1400mの方が良いのかな、という気がしなくもないのですが、走り方や筋肉の質を見ると筋肉も柔らかいですし、今の時点なら1600mも問題ないと思います。新馬戦のあと凄く変わった、という感じはありませんが、調教もデビュー前と比べるとしっかり動けるようになって、体幹が鍛えられたと思います。調教のメニューをレベルアップさせても難なくそれに応えてくれますし、ワンランクアップしたという気がしますね。

 先週(レースで騎乗予定の)大野騎手に感触を掴んで貰って、今週は3頭併せの真ん中で最後に出るようなイメージで追い切りました。指示通り乗ってくれましたし、併せた馬に乗っていた大野騎手もこの馬の走りを見ていたので、感触は掴んでくれたかなと思いますから、満足できる内容でした。

 1勝馬同士のレースで、初勝利の後にガラッと変わる馬もいるでしょうから、デビュー戦だけの内容で鵜呑みには出来ないと思います。ただ、この馬も使った後のレベルアップが著しいですし、今までの感触からすると良いレースが出来るのではないかな、と思っています」

(取材:大関隼)

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