【ジャパンダートダービー】(大井)~船橋のヒガシウィルウィンが制覇 [News]
2017/07/12(水) 21:23
 大井競馬場(天候:晴 馬場:良)で行われたダートグレード競走の第19回ジャパンダートダービー(第11競走・JpnI・3歳オープン・ダート2000m・1着賞金4500万円)は14頭が出走した。

 スタートしてJRAのノーブルサターンが大外枠から先手を取り、向正面では6番人気のJRAのローズプリンスダムが2番手となり、3番手に4番人気のJRAのサンライズソアがつけ、その後にJRAのシゲルコング、そして固まるようにして3番人気のJRAのリゾネーターが追走。その内に5番人気となった船橋のヒガシウィルウィンがつけ、1番人気のJRAのサンライズノヴァはその集団の外8番手あたりにつけた。その集団の直後を2番人気のJRAのタガノディグオが追走した。

 3コーナーを回って外からリゾネーターが先に動いて4コーナーではノーブルサターンに並びかけて直線に向いた。前2頭に最内を突いたサンライズソアと4コーナーで内から外に持ち出したヒガシウィルウィンが襲い掛かり、残り200メートルで抜けて2頭の追い比べとなり、最後はクビの差をつけてヒガシウィルウィンが優勝した。勝ちタイムは2分5秒8。勝利騎手は船橋の本田正重。外から追い込んだタガノディグオがゴール前でリゾネーターを交わして3着となり、逃げたノーブルサターンが5着。サンライズノヴァは6着に終わった。

 ヒガシウィルウィンは、船橋の佐藤賢二厩舎の所属馬。父はサウスヴィグラス、母はプリモタイム(母父はブライアンズタイム)という血統の牡3歳栗毛馬。北海道競馬でデビューし、今年1月のニューイヤーカップから南関東で走り、前走の東京ダービーを制して南関東の3歳No.1の座を手にしていた。通算成績はこれで14戦7勝。南関東に移籍してからの4戦すべてで騎乗した森泰斗騎手がケガのために乗れず、今回初めてコンビを組んだ本田正重騎手がみごとに大役をはたした。佐藤賢二調教師は2001年のトーシンブリザード以来の2度目のジャパンダートダービー制覇。地方競馬の馬がこのレースを制したのはマグニフィカ以来7年ぶり。

<レース後の関係者のコメント>
1着 ヒガシウィルウィン 
本田正重騎手
「本当にうれしいの一言です。皆様のおかげです。依頼を受けたときは驚きと喜び、プレッシャーがありました。ずっとこの日を考えていました。昔から森泰斗騎手にはかわいがってもらっていて、泰斗さんの分もと思っていました。勝負どころから追ってはいましたが、手応えはありました。これから南関東を背負っていく馬になると思います。応援よろしくお願いします」
佐藤賢二調教師
「うまく出して4、5番手で内々につけてほしいと指示を出していました。直線だけ外に出してほしいと言っていました。この馬はレースが上手で、どこからでもレースできる強みがあります。(中央勢に)一矢報いてよかったです。(森泰斗騎手の負傷で)正重の乗り方が好きで、男にしてやらないといけないなと思っていました。いい経験になったと思います。今後は放牧に出して、これだけ走ってくれたのでご褒美をあげないといけないですね」

2着 サンライズソア 川田将雅騎手
「2000メートルも、初ナイターもこなしてくれました。もう少しでした」

3着 タガノディグオ 川島信二騎手
「道中は内々を立ち回って、1番人気の馬を意識していました。展開としてはレースプラン通りでした。この馬も力をつけています」

4着 リゾネーター 木幡巧也騎手
「スタートがいつものように出てくれませんでしたが、道中は良い競馬ができました。向こう正面でも直線でも手応えがあり、いけると思ったのですが。甘くなかったです」

6着 サンライズノヴァ 戸崎圭太騎手
「道中の手応えは良かったのですが、最後反応がよくありませんでした。距離が少し長かったかもしれません。また、力のいる馬場も影響したかもしれません」

8着 ローズプリンスダム 大野拓弥騎手 
「いい位置でレースができました。力をつけてると思います。強いメンバーと戦った経験が生きればいいかなと思います」

(取材:山本直&小屋敷彰吾)