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28日(日)に東京競馬場で行われる第84回日本ダービー(GI)に登録をしているクリンチャー(牡3、栗東・宮本博厩舎)について、追い切り後の宮本博調教師のコメントは以下の通り。

(ダービーへの2頭出しについて)
「これは本当に調教師冥利に尽きると思っています。本当に嬉しいです。3年前には枠順まで発表されて出走取消しなければならないようなこともありました。あと4日あるので、この4日間は平常心を保って15時40分にゲートインをすることが叶えば良いなと思っています。
(ウインフルブルームの時は)すごくショックで真っ暗になっていました。
私が平常心を保てたら、働くスタッフも馬も皆そちらの方が楽ではないかと思っています」

(皐月賞4着を振り返って)
「オーナーからの指示で、4コーナー先頭というのが、クリンチャーの使命でした。それはオーナーの気持ちを守れたかなと思っています。よく最後まで踏ん張ったなと思います」

(成長の様子はどう見ているか?)
「デビューした時、これだけ走るタイプの馬とは思っていなかったです。
競馬でどんどん馬が進化していっている感じがします。最初は追い切りも全然動かない馬だったのです。それがもう今は普通より少し動く馬になっています」

(調教過程を振り返って)
「この馬は未勝利からすみれステークス、皐月賞、今回のダービーですよね。1週前にビシッとやるのがこの馬のパターンです。そのパターンを守って先週はやりました。至って順調です。」

(今回のレースに向けて)
「ダービーで5戦目になる優等生です。滅多にそんな回数で駒を進める馬はいないと思います。
有力馬たちが瞬発力を持っていますが、どちらかと言うとクリンチャーはスタミナが豊富なタイプだと思います。自分でもレースを作れる馬なので、そういったレースで強い馬たちに臨んでもらいたいです。
極端なスローにならないで逃げ馬がいなかったら自分がレースを作っても良いというような気持ちで、平均ペース以上の時計で駆け抜けて行ってほしいです。
左回りは、皐月賞が終わった後、ダービーに向けて左回りの調教もしてみました。全然問題ありませんでした。
新馬戦が左回り、外枠、いろいろなことがありましたが、馬が違うレースでしっかり解決してくれているので、あのレース(新馬)は論外にして結構だと思います。
15時40分のスタートまで私の仕事なので、何とか平常心を保って馬とスタッフに接しようと思っています。応援のほどよろしくお願いします」

(取材:米田元気)

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