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28日(日)に東京競馬場で行われる第84回日本ダービー(GI)に登録をしているアドミラブル(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)について、追い切り後の音無秀孝調教師のコメントは以下の通り。

(3頭出しで臨むダービーへの思いは?)
「これまで出すことがあまりなかったですし、出すのがすごく難しいレースですから、その中で3頭出せるというのは、今年はすごく上手いこといったなと思っています。
青葉賞の勝ち馬がいるので、期待しています」

(3連勝の内容を振り返って)
「5ヶ月少々休んで、喉の手術をして、治るだろうと期待していました。その休み明けのレースが普通の馬では出せないような時計で勝ちましたので、その時点でダービーを意識したようなローテーションを組みました。
着差よりもあの馬が持っている能力の素晴らしさが、この3戦で見られています。そのレースぶりからダービーを期待しています。
(青葉賞は)スタートで後手を踏んで、自分で競馬を難しくしていました。ゴール板を見たり、道中は遊んでいたりしながら走っていました。最後は早めの仕掛けだったのですが、フラフラしながら何とか粘ったというか、それこそ競走馬としてまだ途上のような状態かと思います」

(前走後の調整について)
「これが私としてはすごくやり易くて、中3週で詰まっているように見えますが、休み明けの時よりはやり易いという感じです。
馬は堪えていませんし、私たちも未勝利を勝った時に作ったローテーションですから、これを変えることも考えていませんでした。馬もそれに応えてくれています。現に中3週で東京に輸送している青葉賞でも結果を出しましたので、あまりそこは気にしないようにはしています」

(調教過程を振り返って)
「これはもう青葉賞の時と同じように、速くならないように、時計の出ない馬をパートナーにして、54秒前後でということで、半マイルは54秒5という時計になっています。能力があるから単走でやると時計が出すぎてしまうのです。ですからそういう風にしました。
思ったように馬なりで54秒5ですから、全く問題ないと思います。
前回は同じくレコンダイトと併せましたが、ほぼ馬なりでそれほど速くありませんでした。今日は、半マイルは速くないのですが、同じ馬と併せました。最後に少し気合いをつけたらすっと離しました。ダービーだから少し意識したのではないでしょうか」

(今回のレースに向けて)
「ダービーの日が初めての2400mというのは避けたかったというか、青葉賞というレースがあるので、ダービーの練習をしたという過程です。
前走はほぼ出遅れていますので、前走のイメージはあまり持っていません。要はスタートをしっかりと決めてほしいなと思っています。
私なりにイメージすると中団からというレースを意識していますが、枠順などいろいろありますので、今はとやかくは言えないです。
頭数が多いので不利があるかもしれませんし、メンバーが違うので、そう簡単にいかないのかなと、いろいろなことを考えますね。
調教師になって23年、これまでダービーに縁がなかったのですが、いきなり有力馬を出走させられることになりました。私としては能力の高い馬だと思っていますので、上手くいけば悲願のダービー制覇もあるかもしれないと思っています」

(取材:米田元気)

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