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28日(日)東京競馬場で行われる第84回日本ダービー(GI)に出走予定のダイワキャグニー(牡3、美浦・菊沢隆徳厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

○ダイワキャグニーについて菊沢隆徳調教師

「(日本ダービーを迎える今の気持ちは)
僕達よりも周りの、調教スタンドの雰囲気などがザワザワして、ダービーの週の独特な雰囲気なのかなという感じがしています。(自身は)馬のことばかり考えていて、まだ実感はないですね。

(今朝の最終追い切りの狙いと評価)
普段は坂路とトラックでやっていますが、馬の状態やコンディションを見て、今朝は坂路2本でやりました。狙いとしては、きょうはダイワリベラルを先導役に、それを苦しいところで並んで抜いてという、馬に頑張りを与えた形です。あとは追い切り後のケアをして、当日競馬場に連れて行って、無事にレースを迎えられればと思います。

(前走のプリンシパルSを振り返って)
一戦一戦、馬の様子や体質などが強くなってきて、それが現れるような形で、いい勝ち方が出来たと思います。弥生賞は経験の浅さや初めての右回りへの対応、当日のテンション、そういった諸々を含めて、上手にいきませんでした。

(東京コースは3戦3勝)
そうですね、東京で3戦ともあれだけいい競馬をしてくれているので、そういった面ではアドバンテージはあるかもしれません。距離に関しては、道中の折り合いなどで、大丈夫ではないかと思っています。あとは、スタンド前からの発走ということで、どういったテンションになるのか。それは当日になってみないとわからないです。

(デビューからここまでの成長は)
精神的には若さを残しています。現状ではオンオフをうまく使って、少しずつ進歩しています。2歳の初夏の頃から管理させていただいていて、調教やレース後の回復具合が早くなり、体質がしっかりしてきたのかなと思います。

(ダービーを意識したのはいつ?)
もう、管理させていただくときから、オーナーから『ダービー行くぞ』と。その時から意識していました。

(プリンシパルSの勝利に、ホッとした気持ち?)
そうですね、勝ったことにおいてはとてもホッとしました。ただ走破時計を見て、あまりにも速かったので、大丈夫かなと。その心配が生まれてきました。プリンシパルSから中2週で日本ダービーというのは分かっていましたし、回復も早かったので、ダイワキャグニーの体質・素質に驚きもありますね。

(枠順や馬場に関して)
枠順は内から真ん中寄りがいいのではないでしょうか。今の東京競馬場は芝のコンディションが良すぎるくらいですから、少々雨が降っても大丈夫だと思います。

(菊沢隆徳"騎手"が臨んだ1998年の日本ダービー、ダイワスペリアー3着を振り返って)
今でもやはり、ダービーの週初めから、当日の朝、ダービーが終わるまで、本当に緊張したダービー週でしたね。レースは関係する厩舎の方もオーナーにも大変喜んで頂いたので、ダービーに出ることも大変ですが、好走するのもみんなの夢なのだなと実感しました。

(同じオーナーで迎える今回のダービー、思いは)
オーナーとのご縁も長いので、うちの厩舎としてのダービー初出走がオーナーの馬で、本当に感慨深いです。競馬学校に入ったときからダービーを見学して、騎手時代も調教師になっても、ダービーの凄さを感じています。そういった舞台に立てるので、全力でいきたいです。

 混戦ダービーと言われているように、ファンの皆様も応援する馬がたくさんいるでしょうけど、ダイワキャグニーもいい状態で出走させたいです。応援よろしくお願いします」

(取材:小塚歩)

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