京都11Rの平安ステークス(4歳以上GIII・ダート1900m)は1番人気グレイトパール(川田将雅騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分55秒7(良)。4馬身差の2着に6番人気クリソライト、さらに半馬身差の3着に15番人気マイネルバイカが入った。
グレイトパールは栗東・中内田充厩舎の4歳牡馬で、父キングカメハメハ、母フォーチュンワード(母の父デヒア)。通算成績は8戦6勝。
~レース後のコメント~
1着 グレイトパール(川田将雅騎手)
「トップスピードは高くないのですが、持続する脚があるのが特徴です。500万条件からだいぶ成長しています。大きい馬で器用さがなく、出していってもあの位置からのレースになりました。それでもスピードに乗ってからは止まらず走れます。ダートに転向して重賞に手が届きましたから、この先が楽しみです」
(中内田充正調教師)
「強いグレイトパールを見せることができました。今後は馬の様子を見て、帝王賞に向かいたいです」
2着 クリソライト(武豊騎手)
「前に行く馬が多くて、この形しかないと思って狙い撃ちをしました」
3着 マイネルバイカ(岩田康誠騎手)
「うまく立ち回って、力のあるところを見せてくれました。展開は速かったのですが、頑張ってくれました」
4着 ピオネロ(石橋脩騎手)
「スタートで出て行きませんでした。無理をしてリズムを崩しても仕方ないので、勝ち馬を見ながらレースをしました。自分で動く形になった分の差はあるかもしれませんが、堅実な馬です」
6着 タガノエスプレッソ(北村友一騎手)
「力のいるダートで良く走ってくれています。もっと脚抜きのいいダートの方がいいです」
7着 リーゼントロック(中谷雄太騎手)
「分かっていましたが、ペースが速かったので、いつもより後ろから行きました。馬群をさばけて、直線でも前が開いたので、ロスなく競馬ができました。3着馬とも僅差だったので、もう少しついていければ違っていたかもしれません。力をつけてきています。見劣らなくなってきましたし、さらに強くなるのではないでしょうか」
8着 ラストインパクト(四位洋文騎手)
「ゲートをポンと出たら前目につけようと思いましたが、行く馬がいっぱいいたので、じっくりと行きました。伸びてきそうな感じではありましたが、外の馬に来られました」
9着 アスカノロマン(和田竜二騎手)
「状態は良さそうでした。でも走る気を出しませんでした」
10着 グレンツェント(C・ルメール騎手)
「ずっと忙しかったです。4コーナーまでは良い感じでしたが、外へ行きたいというときに反応せず、止まってしまいました」
12着 ロンドンタウン(松山弘平騎手)
「勝負所で置かれてしまいました。今日のような馬場は合わないかもしれません」
13着 ロワジャルダン(浜中俊騎手)
「スタートは良かったです。1コーナーもスムーズに入りました。この馬としては前目の位置で、いつもとは違う形になりました。勝った馬は早めに押し上げる展開で、きつくなってしまいました」
14着 クリノスターオー(幸英明騎手)
「スムーズに行けませんでした。砂を被って気の悪さを出していました」
15着 ドリームキラリ(黛弘人騎手)
「2番手でもハナに行くイメージで乗りました。しかし、向正面で早めに来られて、苦しい展開になりました」