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 大井・東京都騎手会所属の的場文男騎手は、今日17日(水)に川崎競馬場で行われた第9回川崎マイラーズ(第11競走、SIII、3歳以上オープン、ダート1600m、14頭立て)でリアライズリンクスに騎乗して1着となり、1973年10月16日のデビュー以来、39350戦目にして地方競馬通算7000勝を達成した。

 単勝5番人気の支持を受けていた的場騎手のリアライズリンクス(牡7歳)は1枠1番からのスタート。それほど速いスタートではなかったが、向こう正面では最内の5番手につけ、最後の直線では4コーナー手前で先頭に立ったトロヴァオの外に持ち出した的場騎手が追いまくり、ゴール前で交わして1馬身の差をつけて優勝した。ゴールした的場騎手は右手で何度もガッツポーズをして喜びを爆発させた。

 7000勝は日本の競馬史上、「鉄人」佐々木竹見(元川崎所属、7151勝)氏に次いで2人目の記録。現役ではただ一人であり、佐々木竹見氏が1998年7月に打ち立ててから、実に19年10カ月ぶりの達成者となった。

<的場文男(まとばふみお)騎手のプロフィール>
1956年(昭和31年)9月7日生まれ。1971年8月に大井競馬場小暮厩舎に見習いとして入り、1973年10月16日に大井競馬場の第5レースでホシミヤマに騎乗してデビューし、11月6日に大井競馬の第4レースで同じホシミヤマで初勝利。
以来、1977年7月30日に大井で100勝、1983年1月5日に浦和で500勝、1987年2月13日に大井で1000勝、1993年11月29日に大井で2000勝、1999年12月8日に大井で3000勝、2002年12月17日に浦和で4000勝、2006年3月7日に浦和で5000勝、2010年6月4日に大井で6000勝を達成。

的場文男騎手のコメント
「重賞で7000勝を達成して、喜びと皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。7000勝は宿題だと思っていたので達成出来て嬉しいです。今まで内臓破裂などいろんな怪我もありましたが、一生懸命やってきて騎手人生を楽しめたと思っています。幸せです。
4コーナーでの手ごたえが良かったので、前の馬は交わせると思っていました。ゴールしてガッツポーズは自然に出ました。ウイニングランはボンネビルレコードの帝王賞の時にファンが喜んでくれたので、今日は重賞と7000勝のダブルなのでウイニングランをしようと思っていました。
今後は佐々木竹見さんの7151勝が目標です。年だからわかりませんが、目標に向けて頑張って乗りたいです。気持ちを引き締めて頑張ります。
馬から降りたらただのおじさんです。まだただのおじさんになりたくないので一生懸命頑張ります。応援よろしくお願いします。」

(取材:舩山陽司 記録はNARのリリースによる)

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