7日(日)東京競馬場で行われるNHKマイルカップ(GI)に出走予定のアエロリット(牝3、美浦・菊沢隆徳厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
○アエロリットについて菊沢隆徳調教師
「(最終追い切りについて)
北馬場で角馬場とトラック半周、落ち着かせてウォーミングアップさせてから坂路へ。身体的にも気合的にもできているので、調整程度で、終い気持ちよく走らせることを主眼に行いました。十分いい動きで、坂を登りきってから厩舎に帰るまでも息が乱れていなかったので、これで十分かなと思います。短期放牧で桜花賞の疲れも取れて、今週の競馬で戦える状態です。
(桜花賞を振り返って)
タフな馬場状態、レースもGIですからタフなレースになったと思います。初めての長距離輸送で心配な面もありましたが、5着でしたけれど中身のある競馬ができたと思います。それまでは右回りで先行して最後に甘くなる競馬でしたが、後方から道中折り合いがつき、最後まで伸びてくれて上位争いに加わってくれました。
(東京芝1600mについて)
東京コースは新馬戦で勝ち、クイーンCで2着。広々とした左回りは、今のアエロリットにはとても適している馬場ではないでしょうか。(牡馬との対戦について)やってみないとわかりませんが、クイーンCでも速い時計で走っていますし、牡馬に負けない強気な気性をしていますから、その点はあまりこだわっていません。
(好走のポイントは?)
落ち着いて返し馬をして、スムーズにゲートを出て、折り合いがついて、直線スムーズに捌ければいいと思います。
(この馬のセールスポイントを改めて)
牝馬ですが雄大な馬体をしていますしパワーもあります。気性もとても前向きで、競走馬として優れた気性をしていると思います。
デビュー戦しか勝っていませんが、そのあとも善戦して頑張ってくれているアエロリットをぜひ応援してください。よろしくお願いします」
(取材:小塚歩)