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 19日(日)に中山競馬場で行われる第66回スプリングステークス(GII・皐月賞トライアル・芝1800m)に出走するアウトライアーズ(牡3、美浦・小島茂之厩舎)について、追い切り後の小島茂之調教師のコメントは以下の通り。

「(前走は)ジョッキーから、2勝目を挙げるには1600mの方が良いのでは?という話があって、厩舎でも同じイメージがあったのでマイル戦に使いましたが、力で押し切ってくれました。改めて、この馬の力を感じられましたね。前走や前々走(百日草特別)が終わったあとに、他のメンバーのその後の結果を見るとみんな良い成績でしたし、休んでいる間にも、この馬も力があるんだなということを楽しみにしていました。

 (前走後は)気負ってしまうタイプなので、いったん牧場で落ち着きが出るように調教してもらって、凄く良い状態で戻してもらいました。厩舎に戻ってきてからも、気負いが出ないように調整してきました。

 (今朝の追い切りにも騎乗していましたが)敏感な馬なので、負荷をかけなければいけない中でも気負いが出ないように。いかに負荷をかけつつ、落ち着いて走らせるかという事をずっとやって来たので、それに関しては上手くいったなと思います。先週の日曜日に速いペースを持続させるような調教をして、今日に関しては他の馬を追いかけながら、後ろを落ち着いて走るようにしましたが、最後に他の厩舎の馬が来たときにも凄くリラックスできていたので、それぞれの課題をクリアしてくれたと思います。休み明けとしては本当に良い状態ですが、まだ敏感な所があるので、競馬に行って、当日も落ち着いて臨めるかというのがカギになるでしょう。

 (成長を感じる部分は)馬が落ち着かなくちゃいけない、ということ自体に気が付いてくれるようになりました。ただ、それ以上に何かが起きると力が入ってしまう、という所はあります。馬体は凄くいい体になってきて、これからまだ筋肉がついていく所はありますが、休み明けとしては凄く良い状態に出来ていると思います。

 (1800mという条件に関して)2000mを勝った時にはまだ落ち着いていたので、その時には今後は2000mより短い距離には使わないようにしよう、と思っていました。ただ、次の百日草特別で気負いが見られたので1600mへ使ったんです。これから馬を気分よく走らせるということを考えると、1800mという距離がリラックスして走るにはいいかなと思いました。

 ここで権利を取って、もう一度2000mで勝負したいなという所ですが、そのためには今回でいかに道中落ち着いて、最後の伸びにつなげるかでしょう。そこは、ジョッキーに任せたいと思います。ここをクリアすれば次に大きいレースが待っていますし、そこに向けて、良い競馬が出来ればと思っています」

(取材:大関隼)

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