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 14日(水)、川崎競馬場(曇・不良馬場)で行われた第67回全日本2歳優駿(JpnI・1600m)は、1番人気のリエノテソーロ(吉田隼人騎手)が、直線外から抜け出し、1分42秒8で3馬身差の圧勝、デビューから4戦全勝でこのレースを制した。2着は2番手を追走した2番人気のシゲルコング、3着は逃げた北海道のローズジュレップだった。

 勝ったリエノテソーロは父Speightstown母Akilina(その父Langfuhr)の牝2歳栗毛の外国産馬、美浦・武井亮厩舎の管理馬。通算成績4戦4勝、重賞は前走エーデルワイス賞(JpnIII)に続く連勝で2勝目。

~レース後のコメント~

1着 リエノテソーロ(吉田隼人騎手)
「人気に応えられて良かったです。テンションが上がりやすいのですが、今日は跨ってからも落ち着いていたので良かったです。スタートが速いのはいつも通りで、前に行けばと思っていました。1コーナーに入って、砂をかぶってもこなしてくれました。センスのある馬で、いつでも動ける手応えでした。思い通りに走ってくれました。力みなくマイルでも大丈夫でしょう。スピードはありますし、賢くて、一息で走らない従順な馬です。芝でも走りますし、これからが楽しみです」

(武井亮調教師)
「去年、セールで買った馬で、実績のない私にオーナーが全て選ばせてくれた馬です。結果を出せて嬉しいです。能力が高くて、あとは距離だけだと思っていました。返し馬から落ち着いていましたし、大丈夫だと思っていました。パドックではレースだと気付いてなかったように見えたのが良かったかもしれません。運動神経がよく、自在性があります。レースをコントロールできる馬です。課題はありません。目標はオーナーと話して、桜花賞かドバイのレース、どちらでもいい勝負ができると思います。次走は目標を決めてから考えます」

2着 シゲルコング(内田博幸騎手)
「いつもこんな感じです。能力はありますが、素直じゃないです。初のナイターで、脚元が光っていて、馬が緊張しながら走っていました。素直に走れれば、今日も面白かったと思います。これから少しずつ良くなっていくといいですね。気性的に外枠が良かったかもしれません」

3着 ローズジュレップ(川原正一騎手)
「マイルくらいがいいかもしれません。南関東に移籍するなら長い距離を走ることになるかと思いますが、折り合い、精神面の成長次第です。能力はあります」

(取材:山本直)

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